永久保存版 囲碁格言集


格言数164(ver.3/1998.4.20)
●あ  厚みに近寄るな
    厚みを囲うな(厚みを地にするな)
    アタリアタリはヘボ碁の見本
    浅く消すにはカタツキ・ボウシ
    アキ三角・陣笠は愚形の見本

●い  一間トビに悪手なし
    板六の活き
    一合マスはコウと知れ
    石取って碁に勝たず
    石はからんで攻める
    石とんでその碁に勝たず
    いたちのハラヅケ
    一方石に死なし
    一方地に勝ちなし
    一にアキ隅、二にシマリ(一隅、二辺、三中央)
    今もすたらぬ一・三・五
    一線に妙手あり
    一線トンで綱渡り

●う  打ち出しはザルといえども小目なり
    梅鉢に負けなし
    浮き石をつくるな

●え  枝葉を攻めては攻め合い負け

●お  岡目八目(傍目八目)
    大ナカ小ナカ(中手同士の攻め合いは大ナカの勝ち)
    追うはケイマ、逃げるは一間
    大場より急場
    重くして攻めよ
    大きく攻めよ
    大ザル8目

●か  亀の甲60目
    カス石逃げるべからず
    要石(かなめいし)は捨てるな
    金持ちケンカせず
    カカリは広いほうから
    観音開きは悪形
    勝ち碁を勝ちきる難しさ

●き  切りちがい一方ノビよ
    キリ一本が勝負のカギ
    キッたほうをトレ
    キリのあるところはノゾクな
    キリあらばキルべし
    兄弟ゲンカは身の破滅

●く  車のあと押しヘボ碁の見本
    クシ形の活き

●け  消しは肩ツキ
    ケイマにツケコシ
    ケイマにツケコシ切るべからず
    ケイマの突き出し俗手なり
    ケイマにコスミ
    コスミに悪手なし

●こ  コスミツケには立つ
    コウは最後に取れ(攻め合いのコウは最後に取ってコウ争い)
    コウはおどして打つ
    コビンの急所(コビンがオキ殺しの急所)
    後手の先
    好手と悪手はとなり合わせ
    碁に負けてもコウに負けるな
    碁は断にあり

●さ  サルスベリ8目
    三3・四5・五8・六12(中手の攻め合いの手数)
    三手ヨセコウ、コウにあらず
    左右同型、中央に手あり
    三モクの真ん中
    サバキはツケから
    サバキを許さぬブラサガリ
    先のないヒラキを打つな
    三々打って憂いなし
    三間に打ち込みあり
    三間にカタツキなし
    裂かれ形は悪形

●し  死んだら動くな
    死はハネにあり(ハネ殺しが基本)
    シチョウ知らずに碁を打つな
    定石を覚えて二目弱くなり
    初碁(しょご)にコウなし
    初コウにコウなし
    してはならない兄弟ゲンカ
    上手まっすぐ、下手コスむ

●す  スソアキ囲うべからず
    隅の急所は2の一、2の二
    隅のマガリ四目は死に
    隅の六死八生(隅の形で六目は死に、八目は活き)
    隅の六目は死に(隅の六目は先に打っても死に)

●せ  攻めはケイマ 逃げは一間
    攻めはボウシで
    セキも活きのうち
    攻める石にツケるな
    攻め合いのコウは最後に取れ
    攻め合いは外から詰める
    攻めて地を取れ
    攻めの基本はカラミとモタレ

●そ  外から攻めよ
    外ダメから詰めよ(攻め合いは外ダメから詰めるのが原則)
    損コウ打って碁に負ける

●た  大石(たいせき)死せず
    タケフにキレたためしなし
    ダメの詰まりは身の詰まり
    タケフが抜けるダメヅマリ
    タケフの両ノゾキ(悪形)

●ち  直四は生きなり 角四は死になり

●つ  ツッパリが有力な武器
    ツケにはハネ、ハネにはノビ

●て  手拍子に打つことなかれ
    手数を詰めるホウリコミ(欠眼に放り込むと手数を1手縮められる)
    敵の急所はわが急所
    出てはならないケイマの腹

●と  取ろう取ろうは取られのもと
    取りたいほうの逆をキレ
    共に打ちたい両先手

●な  生ノゾキの悪手
    中地(なかじ)かこうべからず

●に  二線ハウべからず
    二線はハウな、四線はハワせるな(二線は敗線、四線は勝線)
    二線、三線余計にハウな
    2の一に妙手あり(2の一は隅の急所)
    二モクの頭は見ずハネよ
    二モクの頭は親にも叩かすな
    二モクにして捨てよ
    二立三析(にりつさんせき)

●ぬ  抜いた一子 実はカス石

●ね  狙いすぎは大勢を失う

●の  ノゾかれたらノゾキ返せ
    ノゾキにツガぬ馬鹿はなし
    ノゾキにすぐツグ馬鹿はなし

●は  ハネ一本が生死のカギ
    ハネもフトコロのうち(活きるにはハネ1本もおおいに役立つ)
    ハザマをついてサバかれる
    ハネを忘るな三手抜き
    ハネツギ6目(二線のハネツギ)

●ひ  広い碁盤も使いよう

●ふ  フリカワリを恐れるな

●へ  へたな考え休むに似たり
    ヘタの両ヅケ
    ヘボ碁にダメなし
    へぼコスミ

●ほ  ポン抜き30目
    ボウシにケイマ、ケイマにコスミ
    星に三々ウチコミあり

●ま  待ったハガシはヘボ碁のクセ
    マグサ場で力むな
    負け碁の打ちよさ

●み  妙手と悪手は紙一重
    右を打ちたいときは左を打て
    右に打たれたら左に注意

●む  むやみにアテるな
    無用のダメは詰めるべからず

●め  名人に定石なし
    眼あり眼なしはカラの攻め合い(攻め合いは眼ありが有利)
    眼あり眼なしも時によりけり(眼ありでも手数がなければ攻め合い負け)

●も  もったいないが負けのもと
    モタレて攻めよ

●や  やたらに打ち欠くな

●ゆ  ゆずってはならない模様の争点

●よ  四隅取られて碁を打つな

●ら  ラッパのツギも時による

●り  両コウ三年柿八年(両コウ三年のわずらい)
    両バネ一手延び(二線に3つ這った石は両バネで4手になる)
    両先手ゆずるべからず(両先手逃すべからず)
    両ガケくって碁に負ける
    両ガカリ、強いほうにツケよ
    両ゲイマ逃すべからず

●る  類型は隅が勝る

●れ  連絡はタケフで

●ろ  六死八生 死活の基本

●わ  ワタる世間に悪手なし
    ワタリ8目、大ザル9目


最終更新日(1998.4.20)