accept - 対戦、コミ等、相手の申し込みを受け入れる。

Usage: accept [1-n, draw, adjourn, abort, takeback, all]

  Accepts an offer that has been made to you. If no parameter is given
and there is only one offer, you accept it. If there is more than one
offer pending (for example, multiple match offers) then you must specify
which offer you want to accept. You can either choose the offer by number,
or by type if the type is draw, adjourn, abort, or takeback. "All" accepts
all pending offers.

See Also: decline pending match draw adjourn abort takeback

★addtime - 対戦相手に特別に考慮時間を追加する。



★adjourn - 日を変えて再対戦するために、対局の中断を相手に要請する。

使用法: adjourn

対局中の碁を一時中断してセーブし、後日再開するよう相手にお願いします。
相手から adjourn したいと言われた場合、受けるならば 'adjourn' または
'accept'と入力します。adjourn した碁は、後で相手がログインしている時
にloadコマンドを使って再開できます。

関連コマンド: accept decline load


▲admins - 現在ログインしているWINGの管理者をリストする。

使用法: admins

現在ログオンしているアドミニストレーターの一覧表を表示します。
分からないことなどありましたら、そのうちの誰かにtellコマンドでメッセージ
をどうぞ。

関連コマンド: who, awho


▲alias - コマンドに自分専用の短縮語を定義する。

使用法: alias [短縮形 [文字列]]

コマンドやパラメーターの短縮形を定義して、"短縮形"をタイプすれば"文字列"
をタイプしたことになるようにします。もし"文字列"が省略されていれば、"短
縮形"の現在の設定を表示します。両方省略されていれば、設定されているすべ
てのaliasが表示されます。

  "alias" -- あなたの設定されたすべてのaliasを表示します。
  "alias word"  -- 短縮形 "word" に対応する値を表示します。
  "alias word string" -- "word"をタイプすれば"string"をタイプしたことに
       なるよう、短縮形を新たに設定または既存のものを更新します。

注その一: 短縮形を短縮することはできません。従って、 以下のように二つの
aliasコマンドを並べても、"foo"は"baz"の短縮形にはなりません。
    alias foo bar
    alias bar baz

注その二: quitコマンドにはユーザー定義の短縮形は設定できません。

以下にこのサーバーで標準で設定されている短縮形の一覧を掲げておきます。
(これらはすでにログイン時に有効になっています):

  a             accept
  bye           quit
  exit          quit
  h             help
  hi            history
  logout        quit
  m             match
  p             who a
  players       who a
  sh            shout  [注:この短縮形は使えないようにしてある場合があります]
  t             tell
  vars          variables
  w             who
  .             tell .
  ,             tell ,
  !             shout
  ?             help

関連コマンド: unalias [および、短縮されている各コマンド(^^)]

▲all - 現在自分が観戦しているゲームの全観戦者名をリストする。

使用法: allobservers [ゲーム番号、ユーザー名]
        all          [ゲーム番号、ユーザー名]

ゲーム番号が指定されていれば、その碁を観戦しているユーザーの一覧が表示さ
れます。指定されていなければ、どれか一つでも碁を観戦中のユーザーがすべて
表示されます。

関連コマンド: observe

▲ayt - サーバとの接続状態をチェックする。応答確認。Are you there? の略。



★awho - 現在ログインしている人の一覧を表示する。類似語:WHO、USER

HELP USER をご覧下さい。

 best - 19路盤順位戦/9路盤順位戦の順位表をリストする。

使用法1:   BEST [表示開始位置]
 
  WINGでのプレイヤーランキングをレーティング順に表示します。
  [表示開始位置]が省略された場合、トップから表示します。
  但し、このランキングにリストアップされるためには、レーティング試合を
  最低5つ勝たなければなりません。
 
 このランキングは月末になると集計され、その時点での上位ベスト10は
  BEST10 というファイルに追加されてきます。
 
使用法2:  BEST p
   WINGに登録されているプロプレイヤーをリストアップします。
 
関連コマンド: LBEST, RANK, STATS, BEST10

 censor - 他のユーザーをブラックリストに登録する。登録した人からの話は聞こえなくなる。

使用法: censor [ユーザー]

  指定されたユーザーを、あなたの"検閲リスト"にのせます。"検閲リスト"に
のせると、そのユーザーからのメッセージ等は一切届かなくなります。相手に
したくないユーザーがいる場合に使います。ユーザーを指定しなければ、現在
の"検閲リスト"が表示されます。

関連コマンド: uncensor tell shout say


●changeaddr - 登録している自分のメールアドレスを変更する。

使用法:  CHANGEADDR <新しい電子メールアドレス>

  電子メールアドレスが変わったとき、このコマンドで変更します。
 但し、正しい電子メールアドレスが入力されたことを確認するために、このコ
マンドは2回続けて同じ内容を入力しないと、アドレスは変更されません。そし
て、2回続けて同じ内容を入力した時点で、アドレスの更新とともに、ユーザー
のWINGへの接続は強制的に《切断》されます。

 そのあと、新しいアドレスを検証するため、あなたのパスワードは自動的に変
更され、新しいパスワードは変更されたアドレス宛にメールされます。次のログ
インは、その新しいパスワードは必要になりますので、無効のアドレスを入力す
ると、そのアカウントでログインすることはできなくなります。アドレス変更の
際は十分にご注意ください。

 CHANGEADDR でアドレスを間違えて入力した場合、次に正しいものを2回入力
すれば大丈夫です。変更しない場合はそのままほっといても平気です。

関連コマンド: PASSWORD


▲channel - チャンネルに入る/出る。どんなチャンネルが開いているか見る。

使用法:   CHANNEL [チャンネル番号]

チャンネルというのは、何人かで集まって仲間うちで話のできる部屋のような
ものです。チャンネルの中で話していることは、そのチャンネルのメンバーで
ないユーザーには聞こえません。このコマンドはチャンネルに入ったり出たり
するのに使います。"shout" コマンドを使うと対局中の人にまで届いてしまう
ので、世間話にはできるだけチャンネルを使われることをお勧めします。

使い方の一例:
   1) "inchannel"コマンドを入力して、チャンネル毎の参加者一覧を表示。
   2) 例えばチャンネル33がよさそうに見えれば、"channel 33"と入力。
   3) "tell [チャンネル番号]"を使って、チャンネルの加入者と話す。例えば、
      "tell 33 こんちわ、お邪魔します" とやれば、そのチャンネルの加入者に
      届く。
   4) この時点で、";" が "tell 33" と同じ意味に設定される。そこで、例えば
      "; I am fine thanks"と入力すればチャンネル33に届く。
   5) チャンネル33をぬけるには、もう一度 "channel 33" と入力。

技術屋からひと言:
   1) チャンネルの参加状況は、次回ログインするまで保存されます。
   2) "channel" だけを入力すればチャンネルの一覧が表示されます。

関連コマンド: ctitle inchannel lock unlock

▲chatter - 同じ言語を話せる観戦者に限定して、観戦中にコメントを送る。

使用法: chatter <メッセージ>

  観戦中の対局に対してコメントを送ります。同じ対局を観戦中のユーザーにメッ
  セージが送られますが、自分の端末と互換性のないユーザには送られません。
 短縮形として ' (シングルクォート) で代用できます。

  chatter は kibitz とほとんど同じですが、ローマ字でほかの日本語ユーザと
  会話する場合に使います。日本語は表示できますが、入力はローマ字でしかでき
  ないユーザは chatter を使えば、英語ユーザにローマ字を送ることなく、ほか
  の日本語ユーザとやりとりできます。

  使い方は kibitz と同じなので、 kibitz のヘルプを参照して下さい。
  なお、IGS の chatter とは意味が違い、WING の観戦者コメントは必ず
  SGF ファイルに記録されますので、発言にはご注意下さい。

関連コマンド: KIBITZ TERMINAL OBSERVE ALL CENSOR


●comm - 自分が会話で受けつける言語を設定する。

使用法:  COMM [+|-] <言語コード>

 あなたが会話で受け付ける言葉を設定します。初期設定は英語ですが、英語を
話しかけられるのは困るという方なら、次のように日本語オンリーにすることも
できます。なお、 +|- を指定した場合、言語コードとの間に空白は入れないで
下さい。

  COMM -E
  COMM +J

  E と J はそれぞれ大文字で入力します。  
 通常、WINGでの会話に使う言葉は、相手の TERMINAL 設定によることが
ほとんどです。但し、まれな場合に COMM を参考にすることがあります。

ケース1: 複数の言葉を話せる人の場合。
 たとえば、日本語とフランス語の両方が話せる方なら、 COMM +JF とすれば、
 フランスの方にフランス語で話しかけてもらえるかもしれません。

ケース2: 端末の都合でローマ字しか使えない場合
 たとえば、漢字を表示できない端末を持っている日本人なら、TERMINAL は
 英語に設定するしかありませんが、COMM J にすることで、自分は日本語が
 分かるということを知らせることができます。そうすれば、他の日本人に
 ローマ字で話しかけてもらえます。

なお、TERMINAL と違って、COMM はあくまでも他人に知らせるための情報にすぎ
ないことに注意して下さい。従って、日本語だけに設定したからといって、絶対
英語で話しかけられることがないわけではありません。あくまでも、「私は英語
が話せません」という意思表示にすぎないので、「英語で話しかけてくるときは
簡単な言葉でお願いします」というふうに解釈できます。

 この設定は、STATS と USER コマンドで表示されます。従って、特定の言葉を
話す人を探すとき、それらの表示を参考にすればいいでしょう。

 言語コードは英文字一文字で指定しますが、一覧は HELP COMMZONE または
HELP COMMINDEX で参照して下さい。
 なお、画面に日本語を表示させる場合は TERMINAL コマンドです。

参照: TERMINAL COMMINDEX COMMZONE USER STATS

▲commands - 使用可能コマンドをリストする。

<<< WINGコマンド一覧(種類別) >>>
 
各コマンドの詳細は、 “HELP コマンド” でご覧下さい。
コマンド名は、記述上大文字で表しますが、実際の入力において、
小文字でも大文字でもかまいません。但し、引数やプレイヤー名
などは大文字と小文字の区別があります。
なお、各コマンドのヘルプにおいて、コマンドの引数指定は次の
ように記述されています。 < > や [ ] そのものは入力しません。
 
<引数>   < > で囲まれたものは必須引数です。
[引数]   [ ] で囲まれたものは省略できる引数です。
 
■ 新規登録用のコマンド
 
register    新規ユーザの登録   
quit        接続を終了
 
■ 初期設定コマンド
 
terminal    端末の言語タイプを設定   
rank        段級位を設定する 
password    パスワードの変更   
changeaddr  メールアドレスを変更する     
find        ユーザ名の検索
handles     ユーザ名の検索  
comm        自分が話せる言葉の情報設定
language    comm と同じ   
maxhandicap 指導碁情報の設定      
reset       勝敗情報を初期化する
 
■ 設定コマンド
 
vars        ユーザー設定の一覧
variables   ユーザー設定の一覧    
set         各種ユーザ設定の変更
toggle      ユーザの設定を切り替える 
 
■ 常用コマンド
 
stats       ユーザの情報表示
user        ログイン中のユーザー一覧(詳細タイプ)
awho        user と同じ
who         ログイン中のユーザー一覧(コンパクトタイプ)
games       対局リスト一覧
results     対局結果の一覧  
ayt         サーバーへの応答確認
 
■ ヘルプコマンド
 
help        ヘルプ
mhelp       ヘルプファイルを取り寄せる
admins      管理者の一覧 
 
■ 対局設定コマンド
 
match       対局を申し込む
ematch      互角な対局の申し込み 
fmatch      フリー対局の申し込み
suggest     適切な手合割についてアドバイスを求める  
teach       局後検討に使うコマンド
accept      申し込みを受け入れます
decline     申し込みを断る  
pending     申し込みリストの一覧  
withdraw    申し込みを撤回する   
 
■ 対局開始時のみ使用するコマンド
 
handicap    置石を置く   
komi        コミを設定する
free        対局をフリー対局にする
ladder      順位戦に設定する
pair        ペア碁を組む
 
■ 対局中の基本コマンド
 
say         対局相手に話しかける
adjourn     対局の中断を相手に要請する  
resign      投了する 
undo        相手の手を待ったにしてあげる
addtime     相手に時間を足します   
pass        パス(仮終局時に入力)
done        終局の最終確認
 
■ 対局中のその他のコマンド
 
outcome     対局のレーティング情報を表示  
pause       対局の時計停止
unpause     対局時計の再開  
refresh     碁盤情報の再送  
save        対局を保存する
score       終局時のスコア確認
time        対局の時間情報を確認
 
■ 対局関連コマンド
 
stored      中断したファイルの一覧
touch       中断したファイルの日付更新
load        対局を再開する
look        中断した対局を見る
delete      中断した対局ファイルの削除 
sgf         棋譜ファイルの一覧
mail        棋譜ファイルを取り寄せる
declare     相手の棄権負けを宣告する  
dismiss     対局を無勝負とする  
waitlist    再開待ちの対局リスト   
 
■ 観戦用コマンド
 
observe     対局を観戦する  
unobserve   観戦を取り消す
kibitz      観戦のコメントを送る 
chatter     同じ言語限定の観戦者コメント
all         観戦者一覧
 
■ 会話用コマンド
 
tell        特定の相手に話しかける
shout       全員に話しかける
sshout      同じ言語を使う全員に話しかける
pipe        チャットモードなどに切り替える
messages    メッセージを送る   
erase       メッセージ消去
beep        ユーザーをブザー音で促す
censor      他のユーザをブラックリストに入れる 
uncensor    ブラックリストの削除   
 
■ 順位戦関連コマンド
 
join        順位戦に参加する
drop        順位戦から脱退
best        順位戦一覧
 
■ チャンネル用コマンド
 
channel     チャンネルに入る/チャンネルを離れる  
inchannel   チャンネル入室者の一覧    
ctitle      チャンネルの看板を設定
lock        チャンネルをロックする
unlock      チャンネルのロックを解除             
invite      チャンネルに招待する

■ 各種情報コマンド
 
uptime      サーバー情報の表示 
date        日付を表示
last        ログインリスト
 
■ 中級者用コマンド
 
title       対局のタイトルを変更
event       対局のイベント名設定
ginfo       対局のタイトルを変更 
alias       別名定義
unalias     別名定義の削除  
 
■ その他のコマンド
 
showlist    リストの一覧と中身表示   
addlist     リストに名前を追加します  
sublist     名前をリストから削除

 ctitle - チャンネルにタイトルをつける。

使用法: ctitle (チャンネル番号) (タイトル)

このコマンドは、加入しているチャンネルのタイトルを設定するのに使います。

関連コマンド: channel inchannel

 date - 現在の日付・時間を表示する。

使用法: date

  サーバーの所在地での日付およびGMT(グリニッチ標準時)を表示します。

●declare - 相手が一方的に中断したゲームの勝利を宣言するために使う。一定時間経過後、DECLARE が使えるようになるとサーバーが知らせてくれる。

  使用法: DECLARE

  DECLARE コマンドは中断したゲームの勝利を宣言するために使います。DECLARE 
はいつでも使えるコマンドではありません。対局者のどちらかが対局途中に接続を
切断され、制限時間内に戻ってこなくなったとき、残った対局者が DECLARE を使
えるようになると、システムが知らせてくれます。

  DECLARE が使えるのは、対局中に対局者が接続を失ったあとです。片方の対局者
がなんらかの事情でサーバーへの接続を失った場合、再接続時に自動的にシステム
が中断した対局を再開してくれます。但し、5分以内に再接続しないと、待たされ
たプレイヤーに DECLARE または DISMISS を使う特権が生じます。そのとき、シス
テムから特権命令を受け付ける旨をお知らせします。その時点からさらに5分間以
内に特権命令を入力しないと、特権は消失し、その中断した対局は通常の中断ゲー
ムになり、自動再開もされなくなるので、再開するときは LOAD コマンドを入力す
る必要があります。
 5分過ぎた時点で、待たされたプレイヤーが特権命令を入力する前に接続を失っ
たプレイヤーが入ってきた場合、対局は自動再開され、特権は消失します。
  DECLARE を使うと、その対局は DECLARE したプレイヤーの勝ちとなり、 stored 
状態でなくなって SGF コマンドで取り寄せられるようになります。
 なお、DECLARE は手数が10手未満の対局には適用しません。その場合、DISMISS
のみ使えます。

 WAITLIST コマンドを使えば、中断後の経過時間や現在の自動再開状態にある対局
を見ることができます。

 滅多にないケースですが、なんらかの事情でサーバーがダウンしたり、メンテナ
ンスのために一旦中断してまたすぐ再開する場合、中断したすべての対局はサーバ
ー再立ち上げ時に自動再開状態になります。両方のプレイヤーが再接続した時点で
自動的に再開します。時間制限については同じです。
 どちらのプレイヤーも 'DECLARE'と'DISMISS'を使う特権状態に入れます。

関連コマンド: DISMISS ADJOURN RESIGN WAITLIST STORED SGF DISCONNECT

★decline - 対局(MATCH)や打ちかけ(ADJOURN)などの申し入れを断る。

使用法: decline [1-n, match, draw, adjourn, abort,
                takeback, switch, simul, all, player]

  申し出を断るのに使います。パラメーターがなくて、今受けている申し出が一つ
しかなければ、それを断ることになります。二つ以上の申し出がかかっていれば(例
えば対局のお願いが複数来ている場合など)、どれを断るのか指定する必要がありま
す。断りたい申し出を指定するのには、1)番号、2)タイプ(例えば"decline abort")、
3)全て("decline all")、4) 相手の名前("decline MacReady")などが使えます。

関連コマンド: accept pending match draw adjourn abort takeback switch simul

 delete - 中断した対局ファイルを削除する。

使用法: DELETE <ファイル名>

中断した対局ファイルを削除するのに使います。中断した対局ファイルの一覧は、
STORED コマンドで見ることができます。
但し、中断した対局ファイルは対局者両方の合意がないと削除できません。
どちらか片方のプレイヤーが DELETE を実行すると、その旨はシステムより相手に
メッセージとして送信されます。従って、相手も対局ファイルの削除に同意してく
れれば、そのうち DELETE を入力してくれるでしょう。

なお、中断した対局ファイルはほっとくと、約1週間程度で自動的に削除されます。
TOUCH コマンドを使えば、日付を更新して、削除を延期することもできます。

関連コマンド: STORED TOUCH LOAD ADJOURN RESIGN DECLARE DISMISS

●dismiss - 中断したゲームを無勝負にする。その対局は無勝負のゲームとしてSGFに保存される。

使用法: DISMISS

  DISMISS コマンドは中断したゲームを無勝負にするために使います。DISMISS はい
つでも使えるコマンドではありません。対局者のどちらかが対局途中に接続を切断さ
れ、制限時間内に戻ってこなくなったとき、残った対局者が DISMISS を使えるよう
になると、システムが知らせてくれます。

  DISMISS が使えるのは、対局中に対局者が接続を失ったあとです。片方の対局者が
なんらかの事情でサーバーへの接続を失った場合、再接続時に自動的にシステムが
中断した対局を再開してくれます。但し、5分以内に再接続しないと、待たされた
プレイヤーに DECLARE または DISMISS を使う特権が生じます。そのとき、システム
から特権命令を受け付ける旨をお知らせします。その時点からさらに5分間以内に
特権命令を入力しないと、特権は消失し、その中断した対局は通常の中断ゲームに
なり、自動再開もされなくなるので、再開するときは LOAD コマンドを入力する必要
があります。
 5分過ぎた時点で、待たされたプレイヤーが特権命令を入力する前に接続を失った
プレイヤーが入ってきた場合、対局は自動再開され、特権は消失します。
  DISMISS を使うと、その対局は STORED 状態でなくなり、結果が無勝負のゲームと
して保存され、SGF コマンドで取り寄せられるようになります。

 WAITLIST コマンドを使えば、中断後の経過時間や現在の自動再開状態にある対局
を見ることができます。
 滅多にないケースですが、なんらかの事情でサーバーがダウンしたり、メンテナン
スのために一旦中断してまたすぐ再開する場合、中断したすべての対局はサーバー再
立ち上げ時に自動再開状態になります。両方のプレイヤーが再接続した時点で自動的
に再開します。時間制限については同じです。どちらのプレイヤーも 'DECLARE'
(10手以上打った場合)と'DISMISS'を使う特権状態に入れます。

関連コマンド: DECLARE, ADJOURN, RESIGN, WAITLIST, STORED, SGF, DISCONNECT

★done - 終局。仮終局後、死石をすべて取り上げた後で DONE をタイプすると終局となり、サーバが地を計算する。



 drop - 順位戦から外れる。

使用法: DROP [タイプ]

 順位戦から脱退します。
  DROPコマンドは、指定された順位戦から脱退するのに使います。
引数を指定しなければ、加入している順位戦の一覧を表示します。

例:  drop ladder9
 9路盤の順位戦から脱退します。

関連コマンド: JOIN MATCH LADDER BEST

●ematch - 互角の試合になるように対局を申し込む。自動的に設定される。類似語:MATCH, FMATCH

 ▲ EMATCH について
 EMATCH というのは、EVEN MATCH の略です。つまり、互角の試合という意味です。
  EMATCH を始めると、コミと置石数は両者のレーティングポイントを見てシステム
  が自動的に決めてくれます。その結果、ほぼ互角の試合となります。

使用法1: EMATCH <相手> [持ち時間] [秒読み時間] [盤の大きさ]

  通常 EMATCH を使う場合の形式です。オプションは後ろから順に省略できます。
  省略すると、プレイヤーが設定したデフォルトの値になります。
 但し、途中の引数をとばして、後ろの引数だけを設定することはできません。
 色はサーバーが自動的に決めます。

 例: EMATCH tom 1 15

  tom に持ち時間1分、秒読み時間15分で対局を申し込みます。
 盤の大きさはプレーヤーの設定によりますが、通常は19路盤です。

使用法2: EMATCH <相手> <自分の色> [盤の大きさ] [持ち時間] [秒読み時間]

  MATCH, FMATCH などと同じ形式の構文です。オプションは後ろから順に省略でき
  ますが、通常の使い方では持ち時間や秒読み時間を指定する場合がほとんどなの
  で、省略する機会はなかなかないでしょう。従って、通常は使用法1のほうが便利
  です。但し、レーティングが接近していて、色を自分で指定したい場合はこの形式
  を使ってください。色は B/b または W/w で指定します. B は黒で W は白です。

 例: EMATCH tom b 19 5 12

  tom に黒番で持ち時間5分、秒読み時間12分で19路盤の対局を申し込みます。

 ▲ 秒読み時間とは、この時間内に25手を打たなければならないということを
   意味します。たとえば、秒読み設定12だと、12分以内に25手を打たな
   ければ時間切れになります。25手を打つと、次の秒読み時間(新たに12
   分)に入り、前の秒読みで残った時間は持ち越せません。(25手というの
   のは、プレイヤーの byo_stone の初期設定値です。通常は変更しません)

 ▲ このコマンドは対局申込用のコマンドではありますが、通常は、対局を申し
   込む前に、相手に話しかけて、対局条件(持ち時間、秒読み、置石数など)
   を決めておくのが礼儀です。相手の Terminal をみて、日本語が使える相手
   の場合は、日本語で話しかけられますが、そうでない場合は英語が分からな
   くても次の簡単なメッセージで打診できます。

   tell tom a game?          → 一局いかがですか?
      tell tom 1 12 ?           → 持ち時間1分、秒読み 12 の対局はどう?
      tell tom 5 15 ematch?     → 持ち時間5分、秒読み 15 のEMATCHはどう?

  ▲注意:WINGの段級位間の差は通常の碁会所での差とは微妙に違います。
      たとえば、3d と 4d の差は 3k と 4k との差は違います。d と k
      というのは、あくまでもわかりやすくするための物差しに過ぎず、
      同じ 3d でも 4d に近い 3d もいれば、崖っぷち 3d もいます。
      従って、一段差だから定先だと思ってはいけません。手合割はあく
      までも点差で決めるものなので、一段差でも2子局、コミ5.5
      という手合割になることがよくあります。次はいくつかの例です。

          点差 50  点     定先・コミ半目
          点差 99  点     定先・逆コミ4目半
          点差 100 点     2子局・コミ5目半
          点差 150 点     2子局・コミ半目
          点差 199 点     2子局・逆コミ4目半

 ▲対局中のコマンド、終局について
    HELP HOWTOPLAY をご覧下さい。ここには有益な情報がくさんあります。
    インターネット碁初心者の方は必ずお読み下さい。

関連コマンド: VARS, SET, DECLINE, ACCEPT, MATCH, FMATCH, SAY, PASS, UNDO,
              GAMES, REFRESH, RATINGSYSTEM

 erase - あなたに来た全メッセージを消去する。

使用法: ERASE

  あなた宛てのメッセージを消去します。メッセージは全部で40行までしか保存でき
ませんので、メッセージは読み終えたらなるべく消すようにしてください。

関連コマンド: MESSAGES

★exit - WINGへの接続を切断する。



▲find - ユーザー名か電子メールアドレスで参加者を検索する。

使用法1: FIND [-]<文字列>
使用法2:  FIND <段級位1> [段級位2]
使用法3:  FIND *
 
登録されているユーザ名または電子メールアドレスを検索します。
検索文字列の前に '-'を置くと、その文字列をユーザ名または電子メールアドレス
に含むユーザは検索されます。'-' を置かない場合、その文字列と先頭から一致する
ユーザ名のみ検索されます。
'-'を指定した場合、文字列を含むユーザ名だけを検索します。
なお、'-' と文字列の間は空けないで下さい。
 
例1:  find -ma
結果: 次のものが検索されます。
 
     mab    wing@wing.brlnet.net
     data   mab@fureai.or.jp
     mat    ....
     matu   ....
   keima  ...

例2:  find ma
結果: 次のもののみが検索されます。 
 
     mab    wing@wing.brlnet.net
     mat    ....
     matu   ....
 
使用例2では、特定の段級位またはその範囲内のユーザを検索します。
使用例2と使用例1を組み合わせることもできます。但し、その場合、
段級位を先に指定して下さい。
 
例3:   find 1d 3d 
説明: 1d から 3d までのすべてのユーザをリストアップします。
 
例4:   find 4d 1k uro
説明: 1k から 4d までの、'uro'をユーザ名または電子メールアドレスに
   含むユーザをリストアップします。
 
使用法3では、登録されたユーザの一覧を見ることができます。通常は長いリスト
になりますが、ヘルプなどの表示と同じように、ページ単位で表示されますので、
好きなところで他のコマンド入力に移れます。また続きを見たいときは単にリター
ンキーを押せばOKです。
 
関連コマンド: BEST

 fmatch - レーティングに影響のない自由対局を申し込む。

FMATCH はフリー対局を申し込む時に使うコマンドです。

フリー対局とは、段級位認定の対象外になる対局のことで、
結果がレーティングに影響することは絶対にありません。
いままで、フリー対局を行うには、MATCH コマンドの初手で FREE コマンドを
入力しなければいけませんが、 FMATCH を使えば、簡単にできます。

FMATCH の使用方法は、 MATCH , EMATCH などの MATCH 系コマンドと
全く同じです。詳しくは、HELP EMATCH をご覧下さい。

関連コマンド: FREE

▲free - ゲームをレーティングの対象から外し、自由対局にする。

使用法: free

"free"コマンドは、最初の手を打つ前に出さなければ有効になりません。このコマン
ドは対局中の碁がレーティング計算に入るか入らないかを切り換えます。
最初の手を打つ前であれば、どちらの対局者でも"free"コマンドを出すことができます。

関連コマンド: match

★games - 現在行われている対局の一覧を表示する。

使用法: games [word]

  現在対局中のすべての碁の一覧を表示します。

関連コマンド:  match

 ginfo - 対局のタイトルを変更する。

使用法: GINFO [ゲーム番号]

対局の詳細情報を表示します。
特に、自動再生の対局に関する詳細情報を得る場合に使います。

 関連コマンド:  REQUEST, TITLE

★handicap - ハンディキャップ(置き石の数)を設定する。



 handles - WINGで使われているハンドル名でユーザーを検索する。

使用法: Handles [名前 / パターン]

  登録されているユーザーで、ユーザー名が指定されたパターンに合致するものを
表示します。例えば"handles e"で、"e"で始まるすべてのユーザー名を表示します。
  指定された名前のユーザーがこのサーバーに登録されているかどうかを調べるの
にも使えます。

★help - コマンドの使い方や説明を表示する。

■WING基本コマンド一覧:

WINGでは、次のコマンドを覚えておけば、とりあえず一通りのことはできます。
ここでは、各コマンドについて簡単に説明しますが、詳細は 'help コマンド名'で
見ることができます。また、help の代わりに ? を使うこともできます。
なお、プレイヤー名について、大文字、小文字の区別がありますが、コマンドは
どちらでもOKです。コマンドの引数が [  ] で括られた場合、その引数は省略
可能です。< > で括られたものは必ず入力しなければ鳴りません。ただし、
<  > や [ ] そのものは入力しません。

STATS [プレイヤー名] 
	プレイヤーの情報を表示します。
	引数を省略すると、自分の情報を表示します。

USER  [オプション」
	現在ログインしているプレイヤーの一覧を見ます。

GAMES 
	現在行われた対局の一覧を表示します。

OBSERVE [ゲーム番号]
	対局を観戦します。または観戦中の対局を取り消します。
	UNOBSERVE を使えば、常に観戦を取り消すことができます。

KIBITZ <メッセージ>
	観戦中の対局にメッセージを送ります。他の観戦者との会話に使います。
	対局者にはこのメッセージは届きません。
	KIBITZ の短縮形として、半角文字の  "  も使えます。 

TELL  <プレイヤー名>  <メッセージ>
	プレイヤーに話しかけます。日本語で話しかけてもいいかどうかは、相手の
	STATS での Terminal 設定を見て判断して下さい。
	また、引き続き同じ人に話しかける場合、短縮形として、'.' を使うと、
	プレイヤー名を省略することができます。

	例:   tell mab こんにちは
	       .  一局お願いできますか?

EMATCH <プレイヤー> [持ち時間]  [秒読み時間]  [盤の大きさ]
	プレイヤーに対局を申し込みます。対局条件は互角の試合になるように自動的に
	設定されます。ほかにも MATCH, FMATCH コマンドがあります。
    引数は後ろから順に省略できますが、途中のものをとばすことはできません。

SET <スイッチ名> [ON/OFF/1/0]
	自分の設定を変更します。詳しくは HELP SET をご覧下さい

EXIT
	終了して、WINGへの接続を切断します

 
<対局中に使用するコマンド>

SAY  <メッセージ>
	対局中に相手に話しかけます。

RESIGN [中断ゲームのファイル名]
	投了します

ADJOURN
	相手に中断を要請します

UNDO
	相手の打った手を一手戻す。自分の手を待ったすることはできません

ADDTIME <分単位の時間>
	相手に考慮時間を追加します

PASS
	パスします。仮終局は相手のパスも含めて、3回連続パスで成立します

DONE
	終局。仮終局後、死石をすべて取り上げた後で DONE をタイプすると
	終局となり、サーバーが地合を計算します

初めての方は、HELP START もご覧下さい。
また、コマンドの一覧は HELP COMMANDS にあります。

 inchannel - チャンネル内にいる人をリストする。

使用法: inchannel [0-99]

  指定されたチャンネルに加入しているすべてのユーザーの一覧を表示します。
チャンネル番号が指定されていなければ、すべてのチャンネルについて加入している
すべてのユーザーの一覧を表示します。

  例えば、次のような感じです:

Channel 33: (-) Geeks place
 geek

これはgeekというユーザーがチャンネル33に加入していて、このチャンネルには何も
特別な条件はない(-)ことを示しています。

Channel 33: (L) Geeks place
 geek

という風になっていれば、このチャンネルはロック(L)されていて新規加入できなく
なっていることを示します。(プライベートな話をしているのかもしれません)

関連コマンド: ctitle channel tell lock unlock

▲info - 設定状況情報に個人情報を設定する。

使用法: info [文字列]

あなたの個人情報の"Info:"の部分を設定します。
最高十行まで入れられますが、 "Info" で設定できるのは最初の一行だけです。
他の行を設定するには、次のようにしてください:

set 1 [文字列]
set 2 [文字列]
.
.
.
set 9 [文字列]

関連コマンド:  set variables stats

 join - 順位戦に参加する 。

join -   Ladder システムに加入する

用法:  join [Ladderシステム名]
用例:  join ladder9

  "join"コマンドは指定されたLadderシステムに加入するためのものです。パラメー
ターを指定しなければ、加入可能なLadderシステムの一覧を表示します。

関連コマンド:  drop match ladder9 ladder19

★kibitz - 他の観戦者との会話に使う。対局者にメッセージは届かないが、棋譜ファイルに記録される。

使用法: kibitz <"メッセージ>

  観戦中の対局に対してコメントを送ります。同じ対局を観戦中のすべてのユーザー
  にメッセージが送られます。
  短縮形として、" (ダブルクォート) で代用できます。
  複数の碁を観戦中の場合、ゲーム番号を指定すればどの碁に対して送るか指定で
  きます。例えば、4番のゲームに対してkibitzを送るなら、

       kibitz 4 c3 は好手ですね
  または
       " 4 c3 は好手ですね

  のようにします。

  なお、kibitz に日本語メッセージを送ることもできますが、その場合、
  日本語端末を持つ観戦者にのみ送られます。
  また、kibitz にローマ字を使って日本語メッセージを送る場合、サーバーは
  英語との区別ができないので、そういうときは kibitz ではなく、
  chatter でコメントを送ってください。そうすれば、日本語の分かるユーザ
  にのみ送られ、日本語の分からないユーザに送られることはありません。

関連コマンド: CHATTER OBSERVE ALL TERMINAL CENSOR

▲komi - コミを設定する。

使用法: komi [コミの目数]

用例:
 komi 5.5   これで黒5.5目コミ出しになります。
 komi -5.5  これだと白5.5目逆コミ出しになります。

このサーバーではコミ0.0目に設定すると結果がおかしくなります。

 ladder - 対局を順位戦(オール互先)に設定する。

使用法: ladder

以下の説明はLadder 19システムの場合です。Ladder 9システムの場合でも同様です。
"Ladder 19"は、十九路盤、互先の順位戦です。最強のプレイヤーが一位、次の人が
二位、等々となります。
最後にLadder 19システムの碁を打ち終えてから二週間以上打たないでいると、順位が
一つ下がります。

手順: 普通の対局開始手順に従って、上位のプレイヤーが白を持って始めます。
Ladderシステムに算入する条件を満たしていれば、サーバーが自動的に両プレイヤー
に"ladder"コマンドを出すかどうか聞いてきます。両者ともコマンドを出した場合、
サーバーはその碁をLadder順位戦として扱う旨宣言します。Ladder順位戦の碁は
すべて互先、コミ5.5目(サーバーが自動的にコミを設定します)となります。

終局時に、サーバーは即刻新しい順位を計算します。黒が勝った場合(黒は常に
挑戦者の立場となります)、黒が白のそれまでの順位を占め、白は順位が一つ下がり
ます。挑戦者が負けた場合、順位は変わりません。

例: 今七位のbuffさんが四位のxslさんに挑戦したとします。xslさんは白で、コミを
5目半もらいます。もしbuffさんが勝てば四位になり、xslさんは五位になります。
buffさんが負ければ、順位は変わらず、buffさんは七位、xslさんは四位となります。

関連コマンド:  join drop ladder9 awho best

 ladder19 - 19路盤順位戦

19路盤順位戦のランキング一覧を表示します。

"LBEST 19" と同じです。
詳しくは "help lbest" と "help ladder" をご覧下さい。

関連ヘルプ: LBEST, LADDER, LMATCH, BEST

 ladder9 - 9路盤順位戦

九路盤順位戦のランキング一覧を表示します。

"LBEST 9" と同じです。
詳しくは "help lbest" と "help ladder" をご覧下さい。

関連ヘルプ: LBEST, LADDER, LMATCH, BEST

 last - WINGへの最近約100件のログイン・ログアウトをリストする。

使用法: last

  サーバーへのログオン/ログオフの記録を過去25件にさかのぼって表示します。

関連コマンド: logons

★load - ADJOURNコマンドか、回線切断によって中断した対局を再開する。

使用法: load user1-user2

  このコマンドは、 user1 と user2 の間の碁を再開するためのもので、中断された
時の局面をロードします。セーブされた碁を打ち継ぐことができるのは、もともとの
対局者(user1およびuser2)だけです。

関連コマンド: stored

 lock - あなたが今いるチャンネルをロックする。

使用法:  lock #

  このコマンドは、あるチャンネルをロックして新規加入できなくするものです。
ただし、アドミニストレーターにはいつでもロックを外すことができます。
チャンネルをロックしたりアンロックしたりするには、そのチャンネルに加入して
いる必要があります。

関連コマンド:  ctitle inchannel channel unlock

▲look - 中断中の対局(stored game)を見る。

使用法: look (白のユーザー名)-(黒のユーザー名)

セーブされている碁を見るのに使います。

用例: まず、知りたいユーザーについて、 stored コマンドを使って誰との碁が
セーブされているかを見ます。

stored tromp
Stored games for tromp:
             tromp-horangi                tromp-geek
Found 2 stored games.

tromp-horangi (白tromp対黒horangi) の碁を見るには、次のようにタイプします。
look tromp-horangi

関連コマンド: stored sgf

▲mail me - 自分のメールアドレスに棋譜(sgf)を送る。



★match - 対局を申し込む。申し込まれた対局を受けるときも使用する。

MATCH は対局を申し込む時に使うコマンドです。
また、申し込まれた対局を受けるときにも使います。

WINGでは、通常、対局の申し込みには MATCH よりも、
EMATCH を使います。但し、場合によっては MATCH を使うこともあるでしょう。
それらの違いは後述します。

MATCH の引数の指定方法が2つあり、それらは引数の並び順が違うだけです。
どちらも実行結果は同じで、引数は後ろから順に省略できます。
省略した引数は、VARS コマンドで表示される設定が使われます。

使用法1: MATCH <相手> [持ち時間] [秒読み時間] [盤の大きさ] [白黒]
使用法2: MATCH <相手> [白黒] [盤の大きさ] [持ち時間] [秒読み時間]

例1:    MATCH mab 1 12 9 B
  自分を黒番として、mab さんに持ち時間1分、秒読み12分の9路盤対局を
  申し込みます。

例2:    MATCH mab 5 10
  mab さんに持ち時間 5分、秒読み 10 分の対局を申し込みます。
  盤の大きさは VARS での設定(通常は19路盤)になります。
 白黒の決定は、レーティングポイントの高いほうが白番になります。
 手合いは、両者の段位が同じの場合は互先(コミ 5.5)で、段位が異なる場合
 は定先(コミ 0.5)になります。

例3:    MATCH mab
 mab さんに対局を申し込みます。持ち時間、秒読み、盤の大きさは VARS の
 設定に寄ります。白黒の決定は例2と同じです。

 また、mab さんからの対局申し込みを受けるときも、このように相手名だけ
 を指定すればよいことになります。

◆ 置碁
MATCH コマンドで置碁を打つ場合、対局が始まった直後、黒番から HANDICAP
コマンドを次のように入力すれば、設定できます。

 3子局の場合、   HANDICAP 3   と入力します。以下類推。
 なお、短縮形として  H 3 でもOKです。但し、 H と 3 の間は必ず
 空白を入れて下さい。でないと、盤上の H3 という位置に石を打つという
 意味になってしまいます。

◆ 引数の意味
詳しくは HELP EMATCH をご覧下さい。

◆ SET EMATCH
SET EMATCH ON を設定してあれば、ユーザの入力した MATCH コマンドは
自動的に EMATCH として扱われます。
SET EMATCH の設定に関わらず、確実に MATCH を指定したい場合、
GMATCH を入力して下さい。GMATCH は常に MATCH コマンドを実行します。

関連コマンド: EMATCH, GMATCH, SET EMATCH, DECLINE, KOMI, HANDICAP, ADJOURN,
              RESIGN, PASS, SAY

●maxhandicap - 最大何子までの置碁を受けつけるか、置き石の数を設定する。

使用法:  MAXHANDICAP <置石数>
 
  あなたが受け入れる指導碁の最大石数を指定します。この値は、実際にあなたが
対局に設定できる置石数の制限をするものではありません。あくまでも、ほかのプ
レーヤーにあなたの希望を伝えるものです。また、あなたが指導碁を申し込む場合
は、あなたの MAXHANDICAP 設定値は関係なく、申し込む相手の設定値がこの際問
題になります。
 たとえば、あなたが MAXHANDICAP を4に設定した場合、それは次のことを意味
します。
 「指導碁は最大4子まで受け付けます。それ以上はご遠慮下さい」
 
  MAXHANDICAP の設定範囲は1〜9までです。
 1に設定した場合、あなたは石を置かせる指導碁対局を望まないことを意味します。
定先か互先の対局か、自分が石を置く指導碁のみを希望するということになります。
2以上の値を設定すると、その値までの置碁なら、教えてもいいよという意味になり
ます。この設定は、自分が指導される場合の指導碁に対して全く意味をなしません。
 
参照: EMATCH, HANDICAP, SUGGEST, CREDIT

▲messages - 特定の人宛にメッセージを残す。

使用法1: MESSAGES
使用法2: MESSAGES <ユーザー名> <メッセージ>

使用法1は、あなた宛のメッセージを表示します。
メッセージは、ERASE コマンドを打ち込まない限り、見た後でもそのまま残ります。
保存できるメッセージ数に限度がありますので、見たメッセージはなるべくその場で
ERASE して下さい。でないと、メッセージ数が限度値に達した時点で、ほかの人があ
なたにメッセージを送ることができなくなります。

使用法2は、特定のユーザーにメッセージを送るために使います。メッセージは一つ
に一行分しか送れません。また、メッセージはなるべく一つで全角文字にして40文
字までにしてください。それ以上送りたい場合は複数のメッセージに分けます。

関連コマンド: ERASE TELL

 mhelp - 指定したヘルプファイルを自分のメールアドレスに送る。

使用法: mhelp (コマンド名)

指定されたコマンドのヘルプファイルをあなたのメールアドレスに送ります。

簡単な用例:
   mhelp overview  "overview" コマンドのヘルプファイルを送る
   mhelp tell      "tell" のヘルプファイルを送る
   mhelp channel   "channel" のヘルプファイルを送る
   mhelp           すべてのヘルプコマンドを表示("?"と同じ)

関連コマンド: help, ?, help overview  (コンマは入力しないこと)

▲moves - 碁盤の現在状況に追いつく。

使用法: moves [ゲーム番号,ユーザー名]

  Displays the moves to the specified game.  If a game is not specified,
moves to the game you are playing will be displayed.

See Also: mailmoves oldmoves mailoldmoves
(このコマンドおよび関連コマンドはまだインプリメントされていないようです。)

★observe - 対局を観戦する。

使用法: observe #

指定された番号の碁を観戦リストに追加またはリストから削除します。パラメーター
なしの"observe"だけの場合、すべての碁を観戦リストから削除します。
観戦したい碁の番号を次の例のように指定してください。

例:  observe 4

関連コマンド: all games


▲open - 対局申し込みを「受ける」か「受けない」かを切り替える。

使用法: open

  'open'の設定を変更します。"set open"と同義です。'open'を1にセットすると、
他のユーザーからの対局申し込みを受けられるという意志表示になります。

関連コマンド: variables

 outcome - 勝敗が対局者のレーティングポイントに及ぼす影響を予想する。ゲーム番号が指定されない場合、本人の対局のレーティング情報を表示。

使用法:  OUTCOME [ゲーム番号]

  特定の対局での結果が対局者のレーティングポイントをどの程度増減させるかを
調べます。ゲーム番号が指定されない場合は、本人の対局または観戦中の対局の
データを表示します。
但し、レーティング試合でなければ、レーティングの変化はありませんので、
予想は表示されません。詳しくはレーティングシステムのヘルプをご覧下さい。

参照: RATINGSYSTEM, RANK, GAMES, FREE, EMATCH

 pair - 白黒それぞれ二人ずつで対戦するペア碁のコマンド。

使用法: PAIR <ゲーム番号>

二対二の碁を設定します。一方の組のメンバーは交互に黒として打ち、他方の組の
メンバーは交互に白として打ちます。連碁ともいいます(訳注:日本では普通連碁と
いえば二対二よりももっと多人数でいれかわり立ち代わり打つことを打てますが。)

ペア碁の開始のしかた:

  1) 四人のユーザーが、ペア碁をやろうと決めます。例えば、camonさんとmabさん、
   shangさんとkomeiさんがそれぞれ組んだとします。(ヒント:69番のチャンネルは
   ペア碁の相手捜し専用に空けてあります。)

   2) camonさんとmabさんの組をチーム1、こちらの黒番として各々B1およびB2と呼ぶ
   ことにします。shangさんとkomeiさんはチーム2、白番でW1およびW2とします。

   3) ここでまず普通のmatchコマンドを出します。B1とW1、B2とW2の間でそれぞれ
   対局を設定します。この例では、camonさんとshangさんで一局、mabさんとkomei
   さんでもう一局設定することになります。

   4) W1 (shangさん)が、"pair-go <もう一つの対局のゲーム番号>"と入力します。
   例えば、"who"コマンドでmabさんとkomeiさんの碁が17番とわかったとすれば、
   "pair-go 17" (引用符は含まない)とタイプすることになります。

   5) W2 (komeiさん)は、shangさんがペア碁を申し込んでいるというメッセージを
   受け取ります。そこでW2は "pair-go <最初の対局のゲーム番号>"を入力するよう
   要求されます(サーバーはこの時camonさんとshangさんの碁の番号、たとえば19を
   合わせて表示します)。komeiさんが入力すべきコマンドはこの場合"pair-go 19"
   (引用符を含まない)となります。

   6) これでペア碁の対局が始まります。サーバーは、それぞれの対局者に手番を
   次のような順番で通知します: B1、 W1、 B2、 W2。手番でないのに着手しようと
   すればそれもチェックします。

kibitz (岡目八目)についてひとこと: 公式には、ペア碁一局につき全く同じ手順の
碁が二つ作られることになり、それぞれの碁に対する岡目八目は別々にセーブされま
す。ただし、対局中はどちらの碁を観戦しても同じことで、岡目八目はすべて見える
ようにできています。

ペア碁のadjournについて: 二局のうちのどちらかをadjournすれば、もう一方も自動
的にadjournされます。W1とB1がadjournしても、W2とB2がadjournしてもよろしい。
adjournしたペア碁のloadについて: 両方の碁をloadした後で上のステップ4に戻る。
(勿論、サーバーは誰の手番か教えてくれます。)

関連コマンド: MATCH, LOAD, TELL, USER, SPAIR

★pass - 着手をパスする。仮終局は相手のパスも含め、3回連続パスで



▲password - パスワードを変更する。

使用法:  password  (新パスワード)

  あなたのパスワードを"新パスワード"に変更します。

 pause - 戻ってくるまで対戦と時間カウントの中断を要求する。

使用法: pause

  相手に、対局時計を一時停止するよう申し出ます。相手からpauseの申し出があった
場合、pause または accept コマンドを出せば申し出を受け入れることになります。
pause を拒否する場合は decline コマンドを使います。
  このコマンドで、対局時計は一つ前の着手時の状態に戻ります。pause した碁を
再開するには、"unpause" を使います。

関連コマンド: accept unpause

 pending - 申し込みリストの一覧。

使用法: pending

  他の人からのmatch等の申し出またはあなたからの申し出の一覧を表示します。

関連コマンド: accept decline match draw adjourn abort takeback

●pipe - 特定の会話コマンドだけを繰り返し使う際、会話コマンドそのものを省略して会話できるようにする。tell、shout、kibitz、yell、chatter に使える。

使用法:  PIPE  [モード]
 
このコマンドはWINGで特定の会話コマンドだけを繰り返し使うときに大いに
効力を発揮します。たとえば、ある特定の相手と何度も TELL する場合、メッセー
ジの前に常に半角の '.' を入力しなければならないため、日本語フロントプロ
セッサーをそのたびに切り替えなければなりません。ところが、このコマンド
でパイプモードに入れば、'.' を省いてメッセージをそのままタイプすれば、
自動的に tell として相手に送られます。 tell に限らず、 shout, kibitz,
yell, chatter にも使えます。但し、対局中は使えません。また、対局に入ると
自動的にパイプはオフになります。
 
次のモードは設定できます。モードは、それと同じ意味の記号で記述することが
できます。
 
(1) TELL モード:   < pipe tell >  または  < pipe . >
    すべての入力は前に tell した相手にメッセージとして送られます。
    このモードに設定する前には Tell を使っていなければなりません。
 
(2) KIBITZ モード: < pipe kibitz > または < pipe " >
    すべての入力は観戦中の対局への観戦コメントとして送られます。
    観戦中でないと使えません。また、観戦するゲームがなくなると、
    自動的にオフになります。
 
(3) CHATTER モード: < pipe chatter > または < pipe ' >
    CHATTER が同じターミナルのユーザにだけ送られる点を除けば、
    KIBITZ と同じです。
 
(4) SHOUT モード: < pipe shout > または  < pipe ! >
    すべての入力は SHOUT になります。通常は、やみくもに SHOUT すべき
    ではないので、このモードに切り替えるときは注意して下さい。
    なお、漢字やカナを含んだメッセージを SHOUT すると、自動的に
    それを受信できる人に限定して送ります。
 
(5) SSHOUT モード: < pipe sshout > または  < pipe * >
    すべての入力は SSHOUT になります。SSHOUT は SHOUT に似ていますが、
    メッセージは自分と互換性のあるターミナルを持つユーザに限定して
    送られます。ローマ字を使う場合に SSHOUT を使うべきです。
 
(6) YELL モード:  < pipe yell > または < pipe ; >
    すべての入力はチャンネルへの YELL になります。
    いずれかのチャンネルに入っていなければ、このモードに切り替えることは
    できません。
 
(7) OFF モード:   < pipe off > または < pipe - >
    パイプをオフにします。さらに短縮形として、半角の '@' または
    全角の '@' だけを入力しても、 PIPE をオフにすることができます。
    ただし、@ や @ の後ろにほかの文字があると、パイプオフの指定とは
    みなしません。
 
★ パイプモード中には、すべての入力はメッセージになってしまうため、
メッセージと区別してコマンドを発行するには、行の先頭に半角文字の '@'
を入れてください。従って、パイプモード中に USER コマンドを実行する
には、次のようにします。
 
   @USER
 
@ だけを入力すると、 PIPE OFF になります。
 
現在のパイプモードを知るには、 @PIPE とタイプします。
 
参照: TELL KIBITZ CHATTER SHOUT SSHOUT YELL TERMINAL CHANNEL

★quit - WINGとの接続を終了する。

使用法: quit

  サーバーから出ます。(ログオフ、ログアウトとも言う)

★rank - 自分の段級位を設定する。

使用法:  RANK [国名・地域名] <段級位>

あなたのWINGでの段級位を設定します。
WINGでの段級位は、日本の段級位と比べて格段に辛くなっています。詳しくは
'help rankconv' をご覧下さい。

日本での段級位をお持ちの方は、国名・地域名のところに JAPAN と入れて、
あとは段級位を ?d, ?k のように書けば、自動的にWINGでの段級位に換算
して設定してくれます。ちなみに、JAPAN 8d または 4d で登録するには、県代表
経験者でなければ無理があります。プロ段位や、WING 5d 以上では自分で登録する
ことはできません。WINGの管理者に設定してもらうことになります。
プロの方または日本のアマ十傑クラスの方は、下記までメールを頂ければ、あなたの
アカウントを 5d または p に設定して差し上げます。

  wing@wing.brlnet.net

但し、ADMINS コマンドで管理者がログイン中の時は、直接管理者に話せば、その場
で設定してもらえます。
以下はいくつかの設定例です。

  rank japan 4d       日本での四段として登録します
  rank japan 3k       日本での3級として登録します
  rank aga   1d       AGA(アメリカ囲碁協会)初段として登録します
  rank LGS   1k       LGS での 1k で登録します
  rank 10k            WING の10級として登録します
  rank 30k            全くの初心者の場合は30級として登録します

選択可能国名・地域名は次のものがあります。(大文字・小文字は区別無し)
  JAPAN CHINA KOREA AGA IGS NNGS LGS EUROPE

なお、段級位は再設定することも可能です。但し、再設定を行うには
それまでの対戦成績を一旦消去しなければなりません。それには RESET という
コマンドを使います。'RESET'コマンドのヘルプをご覧下さい。また、段級位を
再設定すると、当然ながらレーティングポイントも再設定され、それまでの
レーティング対象となった試合数もリセットされます。 

プレイヤーが自分で申告した段級位は、一定の試合数をこなすと、右側に * が
つくようになります。この * がつく段級位を確定段級位と呼びます。段級位を
確定させるために、確定試合数を12以上こなし、かつ最低でも一勝しなければ
なりません。確定試合とは、適正なハンディで行われた対局で、対戦相手のどち
らかが確定段級位を持っている場合のことです。実際には、試合を確定試合とし
て認定されるためには、さまざまな条件がありますが、通常は以下のことを心が
けていれば、たいていは確定試合になります。

  (1) 相手と ematch コマンドで対局する
  (2) 自分の段位が未確定の場合、確定段位を持つ相手と試合をする
  (3) 19路盤で対局を行う

参照: RANKCONV RESET EMATCH ADMINS RATINGSYSTEM

 refresh - 碁盤の現在情報を再送する。

使用法: refresh [ゲーム番号]

  指定された碁の現在の局面を再表示します。[ゲーム番号]を省略すると、現在
対局中または観戦中の碁を再表示します。

関連コマンド: games observe style

★register - WINGに新規メンバー登録する。

使用法:  REGISTER <アカウント名> <メールアドレス> [ネーム情報]

現在 Guest アカウントでログインしている方は、そのままではWINGでの行動は
様々な制約を受けます。必ず最初にこの REGISTER コマンドで正式なアカウントを
取得しておいて下さい。
このREGISTER コマンドは、あなたの指定したアカウント名をサーバーに登録します。
アカウント名はハンドルとも呼びます。このサーバーであなたが通常そう呼ばれたい
という名前のことです。漢字とカナは使用できません。必ず半角の英数字で設定して
下さい。長さは10文字までで大小英文字はそれぞれ異なる文字として扱われます。
但し、数字で始まるハンドルは使用できません。また、すでに使用されているものは
使えませんので、FIND コマンドで確認するといいでしょう。たとえば、kenji とい
う名前を登録する前に、 'find kenji' と入力すれば、登録されているかどうかを確
認することができます。
メールアドレスには、あなたのメールアドレスを指定します。間違えないように慎重
に入力して下さい。でないと、登録したつもりでもログインできなくなります。

[ネーム情報] はオプションです。ここにあなたの名前などの情報を登録することが
できますが、必ずしも入力する必要はありません。本名は明かしたくない方は、ここ
を空けたままにしてもいいし、代わりに通称や自分のハンドルの由来などを書いても
いいでしょう。ご自由に設定して下さい。他人とのコミュニケーションをはかる上で
ここに書いた情報がきっかけになってくれるもしれません。

REGISTER に成功すると、指定したメールアドレス宛てにサーバーからメールが送ら
れます。メールの中にパスワードが記されていますので、正式アカウントでログイン
するときに必要にあります。そのパスワードはログイン後、好きなものに変更できま
すが、必ずメモに取っておいてください。紛失するとログインできなくなります。

簡単な入力例:  "register smab mab@log.co.jp S.Mabuchi"

アカウント名 "smab", メールアドレス "mab@log.co.jp"、ネーム情報 "S.Mabuchi"
として登録します。

  "register suisei hane@tsubasa.or.jp Suisei = Comet" 

アカウント名 "suisei" を登録します。パスワードメールは "hane@tsubasa.or.jp" 
に送られます。ネーム情報は Suisei = Comet になります。

インターネットで囲碁を打つのが始めての方で、まだWINGのホームページを御覧
になっていない方は、是非WINGのホームページを先に訪れて下さい。WINGで
囲碁を打つには、アクセス方法やソフトウェア(クライアントソフトといいます)が
必要です。そのためのノウハウはホームページにたくさんありますので、このまま登
録してすぐWINGに入ってきても、右往左往するだけで周りに人に迷惑をかけるこ
とになりかねません。また、ホームページにはWINGのメーリングリストに加入す
る方法も書いてありますので、ホームページのFAQ(質疑応答集)にない疑問は
メーリングリスト(WING-ML)で聞くのが一番手っ取り早いです。

関連コマンド: CHANGEADDR  FIND  PASSWORD SET START

▲reset - 自分の対戦成績(勝敗情報)をリセットする。

使用法: reset

このコマンドは、あなたの勝敗記録をリセットします。
このコマンドは、誤操作防止のため、2回入力されるまでは実行されません。
1回入力しても、ログアウトすると、その一回目の入力は無効になります。

段級位がまだ認定されていない方はこのコマンドを実行する場合、
いままでの認定試合数も0にリセットされてしまいます。段級位が
認定されるまでには最低約12局を打たなければなりませんが、
そのカウントも最初からやり直しになるのでご注意下さい。

関連コマンド:  STATS, RANK

★resign - 投了する。

使用法: resign

  対局中の碁を投了します。

関連コマンド: sresign

▲results - WING上で対局された試合結果を表示する。

使用法: results [ユーザー名]

このサーバーまたは指定されたユーザーの対局記録を表示します。
一例として:

Winner     rank  color loser     rank  color hcap komi size  result  ident
ManyFaces  [13k ] (B) jrd        [NR  ] (W) H 0 K 0.5 9x9 B+Resign 04-01-07
jrd        [NR  ] (W) ManyFaces  [13k ] (B) H 0 K 0.5 9x9 W+Time 04-02-13
jrd        [NR  ] (W) ManyFaces  [13k ] (B) H 0 K 0.5 9x9 W+Time 04-02-19
buff       [NR  ] (B) daveg      [1d  ] (W) H 0 K 5.5 19x19 B+Resign 05-21-10

winner:  勝者
rank:    勝者の段級位
color:   勝者の白番/黒番
lose:    敗者
rank:    敗者の段級位
color:   敗者の白番/黒番
hcap:    ハンディ(置き石)
komi:    コミ
size:    盤の大きさ
result:  結果 (Resign = 投了、Time = 時間切れ)
ident:   対局の識別子(日-時間-分の順)

関連コマンド: match

★say - 対戦中か対局後、対戦相手だけに話しかける。

使用法: say (メッセージ)

  対局中ならば、あなたの相手にメッセージを送ります。対局中でなければ、最後に
相手をした人にメッセージが送られます。

関連コマンド: tell censor kibitz shout

▲score - 終局時のスコア確認。3回連続の PASS による仮終局のあと、死石の取り上げを始める前に入力する。



★set - 自分の各種設定を変更する。詳しくは HELP VARIABLES参照。

使用法: SET <変数名> [値]

  このサーバーでは、ユーザーの一人一人について、以下のようにいろいろな変数の
設定ができるようになっています。この set コマンドは、それらの設定を変更するた
めのものです。トグル式の変数に対して、[値]の指定を省略すると、反対の値(現在オ
ンならオフ、オフならオン)に設定が変更されます。

  toggle は set と同じです。

変数の名前  機能
----------  ----
client      クライアントソフトを使う場合、○にします
open        対局を受け付けたくない時、×にします。通常は○です。
looking     対局相手を探しているときに○にすれば、他のユーザにあたなが
            碁を打ちたがっていることを知らせます。
automail    ○にすると、対局終了後、棋譜を自動的にメールしてくれます。
size        デフォールトの盤の大きさを指定します。
time        デフォールトの持ち時間を指定します。
byo_time    デフォールトの秒読み時間を設定します。
byo_stones  秒読み時間内に指さなければならない手数のデフォールト値です。
            この値は一般に25として使うのが標準になっていますので、
            なるべく変更しないで下さい。
timezone    あなたの住んでいる地域のタイムゾーンを指定します。
            この値を設定することにより、あなた宛のメッセージなどの時間
            があなたの地域の時間で表示されるのでわかりやすくなります。
            ちなみに、日本の場合は +0900 に設定します。
            通常、この値はあなたのメールアドレスから判断して自動的に
            セットされますが、国によっては自分で設定する必要があります。
height      端末画面の行数を設定します。設定値は 5 - 120 までです。
verbose	    クライアントソフトを使用しない場合、オンにします。
            すると、テキスト碁盤が送信されます。
pin         ほかのユーザのログイン・ログアウト情報を表示します。
gin	       対局の開始・終了情報を表示します。
shout       ×にすれば、全員向けの発言 (SHOUT) を聞こえなくします。
tell        ×にすれば、ゲストからの会話を拒否できます。
kibitz      ×にすれば、観戦中の他の人のコメントは聞こえなくなります。
bell        ○にすれば、一手ずつにブザー音が送られます。また、ほかの
            ユーザが BEEP で呼びかけるときもブザー音が鳴ります。
            クライアントソフトによっては、このブザー音を好きな音に
            鳴らせることもできます。
lshout      ○にすると順位戦の対局アナウンスが聞こえます。
extprompt   プロンプトにチャンネル番号、最後に話した相手の名前、パイプ
            状態、ビジー状態などを表示します。
autologout  WINGにいて一定時間以上入力がないと、サーバーは自動的に
            接続を切断します。その時間の長さをここで設定することができ
            ます。分単位で指定して下さい。初期値は60分です。
            設定できる値は 5 〜 60000 までです。
            なお、対局中に autologout は働きません。
prompt      プロンプトを変更します。省略すると初期値になります。
msgwarn     ○にすると、自分の端末に表示できないメッセージをほかの
            ユーザが送ろうとしたときに、知らせてくれます。
more        MORE プロンプトを設定します。省略すると、初期値になります。	
who         WHO/USER でオプション指定を省略したときに使われるデフォルトの
            オプションを指定することができます。なお、この値の設定は 
            WHO または USER コマンドを実行するまではチェックされませんので、
            ご注意下さい。
realname    本名を設定します。
0-10        STATS の INFO の各行に表示する情報を設定します。
            SET 0 では、情報を先頭から挿入します。
rank        RANK コマンドとほぼ同じです。但し、国指定はできません。
            通常は RANK コマンドを使って下さい。
sgfidx      SGF/INDEX/LIBRARY コマンドで番号付きで表示するかどうかを
            指定します。通常は番号付きにしてください。そうすると、
            mail me, request で番号による指定ができます。
maxsgf      SGF/INDEX/LIBRARY で表示するファイルの最大数を指定します。
            設定範囲は 10 - 500 です。
sgfnew      SGF/INDEX/LIBRARY で表示するファイルの順番を指定します。
            ○にすると、新しい順から表示します。
stsound     対局または観戦中の着手ごとにブザー音を鳴らすかどうかを 
            設定します。クライアントソフトによっては別に石音を設定
            できるので、その場合はこのスイッチをオフにして下さい.
cjk         日本語以外の漢字メッセージを受信するかどうかの設定です。
            詳しくは "help set_cjk" をご覧下さい。
experience  単に set exp でもOKです。
            ユーザ経験を設定します。値は 0 から 3 までです。
            詳しくは help setexp をご覧下さい。
ematch      ○にすると、match コマンドを ematch として扱います。
            このスイッチに関わらずに match を実行する場合は gmatch を
            使って下さい。
echo        ○にすると、SHOUT や YELL で自分の発信したメッセージを自分に
            返してくるようになります。
cmdprompt   ○にすると、コマンド入力状態になるとき、コマンドプロンプト
            を表示します。初期状態のコマンドプロンプトは WING>> ですが、
            これは SET PROMPT で変更できます。
            クライアントソフトによってはコマンドプロンプトを表示すると
            うまくいかない場合は×にしてください。
alarm       'help set_alarm' を参照して下さい。
clienttype  'help set_clienttype' を参照して下さい。
mailer      'help set_mailer' を参照して下さい。

関連コマンド: vars stats user who toggle

▲sgf - 電子メールで送付可能な棋譜ファイルの一覧を表示する。

使用法: sgf [ユーザー名]

このコマンドは、指定されたユーザーの最近の対局の棋譜の一覧を表示します。
特定のユーザーの棋譜を取り寄せるのに便利です。ユーザー名を省略すると、
あなた自身の SGF ファイルを表示します。
なお、SGF ファイルは通常2週間程度が経過すると消去されます。

mail me (または mm) を使うと、特定の sgf ファイルをメールで取り寄せる
ことができます。WINGでは、sgf を番号付きで表示していますので、
mm で番号を指定することができます。help mail をご覧下さい。

但し、番号指定は、 set sgfidx が○の時だけ有効です。通常は
sgfidx スイッチは○のままで使って下さい。

関連コマンド: mail, vars, set sgfidx

★shout - 全参加者(除外者を除く)に話しかける。基本的に英語。

使用法: shout 'メッセージ'

メッセージを他のユーザーに送ります。shoutした本人と、このコマンドが効かない
ように設定してある人を除いて、全員があなたのユーザー名('!'で囲まれる)と
メッセージを受け取ることになります。短縮形として"!"も使えます。

簡単な用例: (以下で、"player"とあるのはあなたのユーザー名とします。)

      命令:  shout Please help.
      結果:  !player!: Please help a newbie.

      命令:  !Please help.
      結果:  !player!: Please help a newbie.

"SHOUT"が効かないようにするには: 次のような方法があります。

 "toggle s" を使って、すべての shout を受け付けないようにする。
  "censor player" を使って、今後ユーザー'player'からのすべての tell と shout
 を受け付けないようにする。

重要な注意事項: shout を使うのは、どうしても全員に聞いてもらいたい時だけに
して下さい。それ以外の場合は、tell を使って特定のユーザーと話をするか、
チャンネルに加入して参加者とおしゃべりを楽しむかされるのをお勧めします。

技術屋から一言: '!!'で囲まれた shout メッセージは、サーバーの管理者からのも
のです。例えば、"!!プロの対局があと五分で始まります!!"というようなメッセージ
は、WINGの管理者からのものです。

関連コマンド: sshout, set, vars, censor, tell

 sresign - 保存してある対局を自分が投了したものとして終了させる。

使用法: sresign (白の名前)-(黒の名前)

このコマンドは、セーブされている碁を投げる時に使います。

用例: まず、投了したい碁を"stored"コマンドで検索します。たとえばあなたが
ユーザー"axe"で、"ManyFaces"相手の碁がセーブされているとすると、

Stored games for axe:
             axe-manyfaces
Found 1 stored games.

のように表示されます。
この碁を投げたい場合は(十五子置かせた碁か何かで(訳注:ManyFacesは八級くらいの
かなり弱っちいコンピューター対局プログラムです。help manyfaces参照))相手が
ログオンしている必要はなく、単に次のように入力すればよろしい:

sresign axe-manyfaces

関連コマンド: resign, match, stored

●sshout - 同じ言語を使う全参加者に話しかける。


使用法:   SSHOUT <メッセージ>

このコマンドは SHOUT に似ていますが、送る対象は自分と互換性のある端末を
持つユーザに限定されます。漢字や仮名で SHOUT した場合、WINGは自動的
にそのメッセージを日本語が表示できる相手だけに送信しますが、ローマ字の
場合は判断できないので、この SSHOUT を使って、日本語の分かる人だけに送信
します。

関連コマンド: shout, terminal, comm

★stats - プレーヤーの情報を表示する。

使用法: STATS [ユーザー名]

このコマンドはあなたの個人情報または指定されたユーザーの情報を表示します。

用例:
ハンドル:         mab
ネーム情報:       Shigeru Mabuchi
端末・ガイダンス: 日本語 (SJIS) / 英語
会話言語:         日本語・英語
ユーザ経験:       上級者
レーティング:     2d*   3274
対局数:           27  (23 勝 4 敗)
確定対局数:       11  (10 勝 1 敗)
置碁:            最大 5 子まで
クレジット:       47/51 (27)
電子メール:       mab@tky.threewebnet.or.jp
登録日:           Thu May 22 02:04:57 1997
接続時間:        20:11
待機時間:         3:54 (ログイン中)
対局OK  対局希望  出入通知  対局通知  SHOUT   観戦コメント  CJK受信
   ×        ×        ○        ○      ○          ○         ×
情報欄: Prefer EMATCH.
情報欄: System Programmer of WING

ハンドル:         mab
 プレイヤーの登録したアカウント名です。

ネーム情報:       Shigeru Mabuchi
 プレイヤーの名前に関する情報です。ここに登録された情報は自由なので、
 必ずしも本名とは限りません。ハンドルの由来など、プレイヤーが登録する
 情報になります。

端末・ガイダンス: 日本語 (SJIS) / 英語
 プレイヤーが使用する端末の種類です。日本語が表示できる端末であれば、
 ここは大抵日本語になります。'/' の後はガイダンスで、ヘルプやシステム
 メッセージの表示に指定する言語です。TERMINAL と同じ設定の場合、ガイダ
 ンスは表示されません。

会話言語:         日本語・英語
 プレイヤーが理解できる言語の設定です。複数設定できます。
 端末が英語でも、ここに「日本語」が入っていれば、ローマ字で会話すること
 ができることを意味します。詳しくは 'help comm'で。

ユーザ経験:       上級者
 プレイヤーのWINGでの経験を表します。
 この設定は、プレイヤー自身が自分で設定したものです。
 それを見て、相手のレベルに合わせた会話や対局申し込みをしてください。
  SET EXP で設定できます。詳しくは 'help setexp' で。

レーティング:     2d*   3104
 プレイヤーの段級位とレーティングです。段級位はあくまでも目安にすぎ
 ず、正確な棋力はレーティングによって表します。認定された段級位の場合、
 右側に '*' がつきます。 d は段で、 k は級です。p の場合はプロの段位
 です。NR の場合は設定されていないことを意味します。
 EMATCH などの手合割はあくまでもレーティング差で決定するものです。同じ
 段級位差でも2子局の手合割になることがあります。 
 段級位は RANK コマンドで設定しておいて下さい。
  段級位が認定されていないユーザでは、レーティング表示の右側が次のよう
  に表示される場合があります。

レーティング:     5k   2610  (32%) ooxxo
 パーセンテージは、段級位の認定度を表します。認定度が 66% 以上になる
 と、この段級位は認定されます。認定度は、対局数と勝敗によって変化しま
 す。ずっと連勝または連敗していると、この段級位は実際のユーザの実力と
 離れているとみなされ、認定度が低いままの場合があります。その場合、
 必要なら段級位を設定し直したほうがいいケースもあります。
 認定度の右側は最近12試合の勝敗を表します。

対局数:           27  (23 勝 4 敗)
 プレイヤーのいままでの対局数と勝敗です。レーティング対象にならない対局も
 含まれます。

確定対局数:       11  (10 勝 1 敗)
 プレイヤーのいままでの対局数と勝敗のうち、レーティング対象となったものだけ
 を表示します。

置碁:           最大 5 子まで
 プレイヤーが置碁を打つかどうかの設定です。4に設定されている場合は
 「4子局までなら置碁を(白番で)打ってもいいよという意味です」。
この値は MAXHANDICAP で設定できます。詳しくは help maxhandicap で。

クレジット:       47/51 (27)
 プレイヤーがWINGでの活躍の度合いを表すバロメーターの一つです。
 基本的には滞在しているときや、対局(特に指導碁の白番)をこなしていくときに
 得ることができます。
 ()内は指導碁で得たクレジットなので、その値が大きければ、そのプレイヤー
 は指導碁を多く打つことと考えていいでしょう。
 クレジットは REQUEST コマンドを使うのに必要です。
 /の左側は未使用分で、右側はいままで獲得した数です。
 詳しくは help credit をご覧下さい。

電子メール:       mab@tky.threewebnet.or.jp
 プレイヤーの電子メールアドレスです。これは CHANGEADDR コマンドで
 変更できます。詳しくは HELP CHANGEADDR で。

登録日:           Thu May 22 02:04:57 1997
 このアカウントの登録日です。

接続時間:        20:11
 ログインしてから経過した時間です。分:秒で表示されています。

待機時間:         3:54 (ログイン中)
 プレイヤーがその時点までに何に入力していない状態が続く時間です。
 この時間が長い場合、そのプレイヤーは席を外していると考えることもできます。

対局OK  対局希望  出入通知  対局通知  SHOUT   観戦コメント  CJK受信
   ×        ×        ○        ○      ○          ○         ×

 プレイヤーの設定の一部です。ほかにもたくさんの設定項目がありますが、
 それらは VARS コマンドで確認できます。設定するときは SET コマンドを
 用います。ここにある設定はよく切り替えるものです。

 対局OK 対局してもよい時に○になります。
 対局希望 対局の相手を探しているときに○になります。
 出入通知 ○の場合、ほかのプレイヤーのログイン・ログアウトを知らせます。
 対局通知 ○の場合、対局の開始と終了情報を知らせます。
 SHOUT     ○の場合、他のプレイヤーの SHOUT を受信します。
 観戦コメント
      ○の場合、観戦中の対局で、他のプレイヤーの観戦コメントを受信
      します。
 CJK受信   ○の場合、CJK(中国語・韓国語など)漢字を含んだ
      メッセージを、漢字変換を行って受信します。
            人名などついて情報交換する時に役に立つかもしれません。

情報欄: Prefer EMATCH.
情報欄: System Programmer of WING
 プレイヤーが設定した情報です。最大10行まで設定できます。ここに書き込む
 情報は自由です。対局条件、自己紹介、なんでもかまいません。
 特定の行を設定したい場合は 「SET N メッセージ」(N は 1 〜 10 )で
 行います。また、INFO コマンドで先頭行を設定することもできます。
 先頭行には、決して日本語を使わないで下さい。USER コマンドでは、この
 一行目だけを表示しますので、ここに日本語を入れると、日本語を表示で
 きないユーザに迷惑をかけることになります。2行目以降なら、日本語を使って
 もかまいません。

関連コマンド: USER, VARS, SET, INFO, TERMINAL, COMM, RANK, MAXHANDICAP, 
              CHANGEADDR

▲stored - 中断した対局(ADJOURNした対局)を表示する。

使用法: stored [ユーザー名]

指定されたユーザーについて、セーブされている碁の一覧を表示します。ユーザー名
を指定しなければ、あなた自身の状況を表示します。

関連コマンド: load

 suggest - 置き石やコミなど、適正な手合割についてアドバイスを求める。

  SUGGEST プレイヤー名

  相手のと適正手合いを表示します。両方のプレイヤーともレーティングシステムに
参加していなくてはなりません。出力した結果は、EMATCH を指定したとき同じ対局
条件になります。
 プレイヤーによっては、指導碁を教えるとき、希望する最大置石数(MAXHANDICAP
コマンドで指定できる)が違いますので、指導碁をお願いするとき、置石数が相手の
希望範囲に入っているかどうか分からないとき、このコマンドで確かめて下さい。
でないと、EMATCH しても置石数が相手の希望範囲外になってしまいます。

参照: EMATCH MAXHANDICAP 

▲teach - 一人碁や大盤解説モードにあたる機能。プロの碁を並べたり、打ち碁を検討するのに使われる。

使用法: teach (盤の大きさ)

"teach"コマンドは、一人碁/大盤解説モードにあたる機能です。

teach 19

のように入力すると、あなた自身を相手に十九路で一人碁を開始できます。
黒と白両方の手をあなた一人で打てるわけです。
このコマンドは、プロの碁を並べたり、打ち碁を検討するのによく使われます。

関連コマンド:  match ginfo

★tell - 現在ログインしている特定のプレーヤーに話しかける。

使用法: tell (ユーザー名) (メッセージ)

指定されたユーザーにメッセージを送ります。受け手のユーザーには、メッセージ
の頭にあなたのユーザー名(星印'*'で囲まれる)が追加されて見えます。クライアント
プログラムによっては、受け手のユーザーの側でブザーが鳴ったり、画面が明滅
したりすることもあります。

簡単な用例 (以下の例で、"donw" はあなたのユーザー名とします):

    入力: tell KenW Hello, how are you?

実行結果: *donw*: Hello, how are you? (ユーザー'KenW'からはこのように見えます)

ヒント: コマンドの使い方が正しいかどうか確認するために、自分自身あてに
コマンドを出してみることもできます。例えば、'tell (自分のユーザー名) Hiya!'
といった具合です。

慣れてきたユーザーのための短縮形:
. (メッセージ)  いちばん最近あなたから'tell'コマンドでメッセージを送った
                相手に送ります。(接続を切るとリセットされます。)

^ (メッセージ)  いちばん最近あなたあてに'tell'コマンドでメッセージを送って
                きた相手に送ります。(接続を切るとリセットされます。)
                "^"を使えば、返事をするのに相手のユーザー名をいちいちタイプ
                する必要はなくなります。一度"^"を使った後は、"."でも"^"でも
                続けて使えます。

短縮形の用例 (上の例と同様、"donw" があなたのユーザー名、"Kenw"が相手の
ユーザー名とします):

     入力:  . you didn't answer me before, hi
 実行結果:  *donw*: you didn't answer me before, hi  (ユーザーKenwから見て)

 最初のコマンド:  tell donw How are you today?   (Kenw の入力)
       実行結果:  *KenW*: How are you today?     (あなたに見える結果)

   次のコマンド:  ^ fine                         (あなたの入力)
       実行結果:  *donw*: fine                   (Kenwに見える結果)

                  (ユーザー名を入力しなくても返事ができるわけです。)
                  (この後、"." でも "^"でも同様に使えます。)

関連コマンド:  shout say who awho set channel

●terminal - 端末の画面表示に使う言語タイプを設定する。

使用法:  TERMINAL <端末タイプ>  [ガイダンス言語]
 
 あなたのクライアント(対局ソフト)に表示できる言語と、ヘルプやシステム
メッセージで表示する言語を設定します。なお、日本語を表示するためには、お
持ちのクライアントソフトが日本語表示機能を持っていなければなりません。通
常、表示フォントに日本語フォントを設定すれば、日本語を表示することができ
ます。詳しくは各クライアントのヘルプやWINGのホームページをご覧下さい。
 
 端末タイプは、あなたの端末に表示できる言語をサーバーと他のユーザに知らせ
ます。もし、あなたの端末に日本語表示機能がない場合、ほかのユーザがあなたに
日本語メッセージを送ることはありません。システム側が自動的にそれを捕捉して
メッセージをカットすると同時に、送り手にそれを知らせます。
 
端末タイプには次の7つから選択して設定することができます。
但し、10月4日現在では、中国語のヘルプと韓国語のメッセージはまだ翻訳されて
いませんので、英語のままです。
 
  TERMINAL E     ... 英語しか表示できない端末
  TERMINAL J     ... 日本語 SJIS コードが表示できる端末(Windows95, Macなど)
  TERMINAL JJ    ... 日本語  JIS コードが表示できる端末(UNIX 全般)
  TERMINAL JE    ... 日本語 EUC コードが表示できる端末(主に SUN OS)
  TERMINAL GB    ... 中国語 GB コードが表示できる端末(主に中国)
  TERMINAL CG    ... 中国語 GB コードが表示できる端末(主に中国)
  TERMINAL B     ... 中国語 big5 コードが表示できる端末(主に台湾)
  TERMINAL C5    ... 中国語 big5 コードが表示できる端末(主に台湾)
  TERMINAL K     ... 韓国語やハングルが表示できる端末
 
 3種類の日本語端末がありますが、WINGはこれらの違いを吸収して、自動的に
異なるコード間で変換を行います。お持ちのパソコンに合わせて日本語コードを正し
く設定しないと、文字化けの原因になります。
 
 ガイダンス言語とは、ヘルプやシステムメッセージで使う言語の設定です。通常、
このパラメーターを省略すると、端末タイプと同じ設定になります。特別な場合を
除いて、端末タイプと同じにして下さい。端末タイプを英語に設定した場合、
ガイダンスを日本語に設定することはできません。逆はできます。つまり、端末は
日本語を表示することはできますが、ヘルプやシステムメッセージはあくまでも英
語にしたい場合は TERMINAL J E というふうにすればできます。お持ちのクライア
ントソフトが日本語メッセージを正しく扱うことができない場合はそのように設定
してください。
 
  WINGには、韓国語への翻訳スタッフがおりませんので、翻訳作業に協力して
頂けるボランティアを募集しております。ご協力していただける方は下記へメール
してください。
 
  wing@wing.brlnet.net
 
関連コマンド: HELP, COMM, STATS, USER, SET CJK, SSHOUT, CHATTER

 time - 対局の時間情報を確認する。

使用法: time [ゲーム番号,ユーザー名]

指定された対局の残り時間、消費時間などの時間情報を表示します。
また、対局相手の時間切れが3分以上経過している場合、このコマンドで
相手の時間切れ負けを宣告することができます。

 title - 対局中の碁にタイトル(題)をつける。

使用法: title (文字列)

対局中の碁にタイトル(題)をつけます。

関連コマンド: ginfo

 toggle - 自分の各種設定を変更する。SETコマンドと同様。

使用法: set (変数名) [値]

  このサーバーでは、ユーザーの一人一人について、以下のようにいろいろな変数の
設定ができるようになっています。このsetコマンドは、それらの設定を変更するため
のものです。普通、[値]の指定を省略すると、反対の値(現在オンならオフ、オフなら
オン)に設定が変更されます。

変数の名前  機能
----------  ----
automail    これが 0でなければ、対局終了後、棋譜が自動的にあなたのメール
            アドレスに送られます。
bell        これが 0でなければ、場合によってはコントロール-G(^G)
            すなわち"ベル"キャラクタが送られてきてスピーカーがピーピー鳴るこ
      とがあります。
busy        「留守番電話」モードのメッセージを設定します。
byo_stones  秒読み時間内の手数のデフォールト(特に指定しなかった時に使われる値
      )を設定します。
byo_time    デフォールトの秒読み時間を設定します。
ginform     これが 0でなければ、どこかで対局が始まったり終わったりするたびに
            その旨メッセージが表示されます。
kibitz      これが 0でなければ、碁の観戦中に他の観戦者の岡目八目が聞こえる
            ようになります。
open        これが 0でなければ、対局申し込みを受付けられる状態であることを示
      します(「かかってきなさい」と看板を出しているようなものです(^^))
pinform     これが 0でなければ、他のユーザーがサーバーに接続したり接続を
            切ったりするたびにその旨メッセージが来ます。
private     これが 0でなければ、相手の"private"変数の設定いかんにかかわらず、
            あなたの碁はすべて非公開(プライベート)となります。
prompt      この変数に設定される文字列があなたのコマンドプロンプトになります。
            値を指定せずに "set prompt" とすればシステムのデフォールトの値に
            戻ります。
rank        "Rank Info:"(段級位に関する情報)を設定します。
rated       matchコマンドの "rated" パラメータのデフォールト値です。(現在の
            ところ実際には使われていません。)
ropen       これが 0でなければ、"rated"の設定が同じ相手の対局申し込みだけ
            受付けることを示します。(現在のところ実際には使われていません。)
shout       これが 0でなければ "shout" が聞こえるようになります。
gshout      これが 0でなければ "gshout" が聞こえるようになります。
size        デフォールトの盤の大きさを指定します。
tell        未登録のゲストユーザーからの"tell"や"say"が聞こえるようになります。
time        デフォールトの持ち時間を指定します。
0-9         あなたに関する個人情報(第0行から第9行まで)を設定します。良識の
            範囲内であれば、何を書いてくださっても結構です。
width       あなたのターミナルが横何文字まで表示できるかを設定します。
height      あなたのターミナルが縦何行まで表示できるかを設定します。
client      これが 0でなければ、サーバーは普通の文字による表示のかわりに
            クライアントプログラムのためのIGS形式のデータを送ります。
verbose     これが 0でなければ、サーバーは盤面のデータをIGS形式で送ります。
notifiedby  これが 0でなければ、誰か他のユーザーがあなたに対して"notify"
            コマンドをかけてあなたの来るのを待ち受けていた場合、そのユーザー
      に「XXさんが来ましたよ」と通知すると同時にあなたにも「YYさんに
            あなたが来られたことを通知しました」と知らせてもらえます。
looking     これが 0でない場合、"who"コマンドのあなたの名前の横に"!"を付けて
            「対局申し込み大歓迎」の意思表示をします。

関連コマンド: variables

▲touch - 中断した対局の保存期限を延長する。

使用法:   TOUCH  中断したファイル

WINGでは、中断した対局はサーバーに一定期間保存されます。
現在は2週間保存されますが、それを過ぎても再開しなければ、
自動的に削除されます。
この TOUCH コマンドを使えば、中断した対局の中断日を更新することができます。
それによって、自動削除の期間を何度も先に延ばすことが可能です。

TOUCH できるのは、自分の対局ファイルだけです。

関連コマンド: ADJOURN, STORED, LOAD, LOOK

 unalias - 自分専用の短縮語(ALIAS)を削除する。

使用法: unalias (短縮形)

指定された短縮形(aliasコマンドで設定されたもの)を解除します。

関連コマンド: alias

 uncensor - 自分のブラックリストから指定したユー ザーを外す。ユーザー名を指定しなければ、リストがすべて削除される。

使用法: uncensor [ユーザー名]

指定されたユーザーをあなたの検閲リストから外します。ユーザー名を指定しなけれ
ば、検閲リストがすべて削除されます。

関連コマンド: censor

▲undo - 相手の指した手を一手戻す。自分の手を「待った」することはできない。

使用法: undo

相手のいま打った手をはがして元に戻します。ネット碁では相手のマウスがすべった
りして変な手を打ってくることがたまにありますので、そうした場合に一手戻してあ
げるのに使います。自分のいま打った手をundoで戻すことはできません。(undoを相手
に実行してもらうよう頼むしかありません。)

 unlock - チャンネルのロックを解除する。

使用法:  unlock (チャンネル番号)

ロックされたチャンネルを開放して、他のユーザーが加入できるようにします。
指定されたチャンネルにすでに加入している必要があります。

関連コマンド:  ctitle inchannel channel lock

★unobserve - 現在観戦しているゲームの観戦をとりやめる。



 unpause - 時間カウントの中断を解除する。

使用法: unpause

一時停止した対局時計を再びスタートさせます。相手の同意を得る必要はありません。

関連コマンド: pause

 uptime - サーバー情報を表示する。

使用法: uptime
サーバーの実行状態に関する情報を表示します。

★user - 現在ログインしている人の一覧を表示する。類似語:WHO、AWHO

使用法:   USER  [オプション]
 
現在ログイン中のプレイヤー一覧を表示します。WinIGCなどのクライアントを使用
している場合、user window を開いてこのコマンドで出力した情報をその中に表示
すれば、好きな順番で並べ替えることができます。
 
このコマンドは、WHO と似ていますが、WHO よりも多くの情報を表示します。その
代わり、占める画面領域も広いので、画面の狭い方は WHO で代用して下さい。
 
◆オプションとして、次のものが使います。WHO と同じです。
   また、オプションを指定しない時のデフォルトを SET WHO で設定しておく
  ことができます。よく使う設定を SET WHO でセットしておけばいいでしょう。

(1) 段級位の範囲指定(複数範囲の指定はできません)
 
    4d      4段のプレイヤーのみリストアップします
    3k-2d   3級から2段までのプレイヤーのみリストアップします
    10k 5k  10級から5級までのプレイヤーのみリストアップします
    10k-    10級以下のプレイヤーのみリストアップします
    1d+     初段以上のプレイヤーのみリストアップします
    5p-     5段以下のプロとすべてのアマチュアをリストアップします
    k       級位者のみリストアップします
    d       有段者のみリストアップします
    p       プロ棋士のみリストアップします
 
  なお、例外として、4d-3p のようなプロとアマを混ぜた指定をすると、
  すべてのプロは段位に関わらず対象になります。
 
(2) プレイヤーの状態限定
 
 以下の指定では、大文字と小文字の区別はありません。
 複数指定の場合、それらの論理積 (AND) の結果になります。
 
  R     段級位の確定したプレイヤーに限定
  U     正規プレイヤーに限定(ゲストを除く)
  F     手空きのプレイヤーに限定
  O     対局受け入れOKのプレイヤーに限定
  L     対局を切に望んでいるプレイヤーに限定
  G     ゲストプレイヤーに限定
 
(3) リストの並び方の指定
 
 次の2つのオプションが指定できます。(大文字と小文字の区別はありません)
 指定なしの場合、アルファベット順になります。
 但し、クライアントプログラムの USER ウィンドウにソート付きで表示した
 場合、この指定は無意味になります。
 
  S     9路盤順位戦の上位順に並べ替えます。
  T     19路盤順位戦の上位順に並べ替えます。
 
 
◆表示情報について
 
通常、USER で出力される情報は次のようになっていますが、クライアントソフト
を使用していると、これらの項目の順番はクライアントソフトのほうで整理され、
表示が変わることがあります。
 
 Name        Info            Country  Rank Won/Lost Obs  Pl Idle Flags Language
 mab         like 1-12 games Japan     2d*   1/   2  -   11   2   5g   J:EJ---
 
Name :    プレイヤー名です。
Info:     Info に設定した情報の一行目。ここに日本語情報を設定しないで下さい。
          でないと、ここでの表示が乱れてほかのプレイヤーに迷惑をかけます。
Country:  電子メールアドレスから判断した国名です。あくまでも参考用です。
          また、アメリカ・ドメインの電子メールアドレスの場合、国名を特定する
          するのが難しいので、ドメイン名を大文字で表示します。
Rank:     プレイヤーの段級位を表示します。'help rank'をご覧下さい。
Won/Lost: プレイヤーの認定対局の勝敗数。非認定対局の勝敗は含まれません。
Obs:      そのプレイヤーがいま観戦している対局のゲーム番号です。複数の対局を
          観戦している場合、最初の対局だけが表示されます。
Pl:       プレイヤーが対局中であれば、そのゲーム番号がここに表示されます。
          なお、対局番号が100以上の場合、クライアントによっては下2桁だけ
          表示される場合がありますのでご注意下さい。
Idle:     プレイヤーがアイドリング(何も入力していない)状態に入った時間を分
          単位で表示しています。
Flags:    ここには二つのコードが表示されています。
          最初の数字は、そのプレイヤーが(白番として)受け入れる指導碁の最大
          置石数(MAXHANDICAP)を示しています。詳しくは'help maxhandicap'で.
          二つ目は次のいずれかで、プレイヤーの状態などを知ることができます。
          
          'g' : そのプレイヤーはレーティングゲームを対局中です。
          'u' : そのプレイヤーは非レーティングゲームを対局中です。
          '*' : そのプレイヤーは順位戦のゲームを対局中です。
          't' : そのプレイヤーは対局の検討中です。
          'p' : そのプレイヤーはペア碁を対局しています。
          'a' : そのプレイヤーは自動再生対局中の実在しないプレイヤーです。
          'B' : そのプレイヤーはいま席を離れているかもしれません。
          'X' : そのプレイヤーは対局を望んでいません。
          'T' : そのプレイヤーは tell で話しかけられたくありません。
          '!' : そのプレイヤーは碁を打ちたがっています。
          'S' : そのプレイヤーには shout は聞こえません。
          'Q' : そのプレイヤーにはログ情報・対局情報が届きません。
          '-' : 普通の状態です。. 
 
Language: このフィールドでは、次の3つの情報を表示します。
 
(1) 最初の英文字は、プレイヤーの端末言語を示します。
    E は英語で、 J は日本語です。'help terminal' をご覧下さい。
 
(2) 2番目の記号は、プレイヤーのユーザ経験を表します。
  '?' : WING未経験、全くの初心者
    ':' : 初級者、対局や基本コマンドは知っています
    '+' : 中級者
    '!' : 上級者・達人
    '*' : WINGの管理者
 
   詳しくは 'help setexp' と 'help admins' をご覧下さい。
 
(3) 3番目以降の英文字は、プレイヤーの理解できる言語を最大5つまで
    表示しています。これは、COMM で設定された内容です。     
 
なお、user コマンドはあくまでもその時点での状態なので、クライアントソフトの 
user window などに表示された内容は定期的に user コマンドで更新しないと、現状
と一致しなくなりますので、ご注意下さい。
 
関連コマンド: WHO STATS VARS TOGGLE SET TERMINAL COMM RANK GAMES MAXHANDICAP

▲vars - プレーヤーの各種設定状況を一覧表示する。

使用法: VARS [ユーザ]
 
  指定されたユーザーの設定を表示します。ユーザー名の指定がなければ、あなた
自身の設定が表示されます。
 ここにある各変数は SET コマンドで変更できますが、ここに表示されていない
変数もあります。それらは SET コマンドのヘルプに書いてあります。
 
変数の名前  機能
----------  ----
client      クライアントソフトを使う場合、○にします
open        対局を受け付けたくない時、×にします。通常は○です。
looking     対局相手を探しているときに○にすれば、他のユーザにあたなが
            碁を打ちたがっていることを知らせます。
automail    ○にすると、対局終了後、棋譜を自動的にメールしてくれます。
size        デフォールトの盤の大きさを指定します。
time        デフォールトの持ち時間を指定します。
byo_time    デフォールトの秒読み時間を設定します。
byo_stones  秒読み時間内に指さなければならない手数のデフォールト値です。
            この値は一般に25として使うのが標準になっていますので、
            なるべく変更しないで下さい。
timezone    あなたの住んでいる地域のタイムゾーンを指定します。
            この値を設定することにより、あなた宛のメッセージなどの時間
            があなたの地域の時間で表示されるのでわかりやすくなります。
            ちなみに、日本の場合は +0900 に設定します。
            通常、この値はあなたのメールアドレスから判断して自動的に
            セットされますが、国によっては自分で設定する必要があります。
height      端末画面の行数を設定します。設定値は 5 - 240 までです。
verbose	    クライアントソフトを使用しない場合、オンにします。
            すると、テキスト碁盤が送信されます。
pin         ほかのユーザのログイン・ログアウト情報を表示します。
gin	      対局の開始・終了情報を表示します。
shout       ×にすれば、全員向けの発言 (SHOUT) を聞こえなくします。
tell        ×にすれば、ゲストからの会話を拒否できます。
kibitz      ×にすれば、観戦中の他の人のコメントは聞こえなくなります。
bell        ○にすれば、一手ずつにブザー音が送られます。また、ほかの
            ユーザが BEEP で呼びかけるときもブザー音が鳴ります。
            クライアントソフトによっては、このブザー音を好きな音に
            鳴らせることもできます。
lshout      ○にすると順位戦の対局アナウンスが聞こえます。
extprompt   プロンプトにチャンネル番号、最後に話した相手の名前、パイプ
            状態、ビジー状態などを表示します。
autologout  WINGにいて一定時間以上入力がないと、サーバーは自動的に
            接続を切断します。その時間の長さをここで設定することができ
            ます。分単位で指定して下さい。初期値は60分です。
            設定できる値は 5 〜 60000 までです。
            なお、対局中に autologout は働きません。
prompt      あなたのプロンプトです。 "set prompt" で変更できます。
problem     前回解いた問題番号です。(未サポート)
msgwarn     ○にすると、自分の端末に表示できないメッセージをほかの
            ユーザが送ろうとしたときに、知らせてくれます。
maxsgf      SGF/INDEX/LIBRARY コマンドで表示されるファイルの最大数です。
stsound     対局または観戦中の着手ごとにブザー音を鳴らすかどうかを 
            設定します。クライアントソフトによっては別に石音を設定
            できるので、その場合はこのスイッチをオフにして下さい.
cjk         CJK漢字を変換して受信するかどうかの設定です。
            ○にすると、中国や韓国の漢字を含めたメッセージを可能な限り
            日本語の漢字に変換して受信します。人名について情報交換する
            時に役に立つかもしれません。詳しくは 'help set_cjk' で。
mailer      'help set_mailer' を参照して下さい。
 
WHO/USER OPTIONS:
   WHO と USER コマンドを引数無しで呼び出したときのデフォルト・オプション
   です。設定されていない場合は表示されません。
   この値の設定は SET WHO で行いますが、中身のチェックは WHO または
   USER を実行するまではされませんので、ご注意下さい。
 
MORE プロンプト:
 長いファイルを読むとき、次のページの表示待ち状態で表示されるプロンプト
です。自分で好きなものに設定できます。なお、MORE 状態では、コマンドは
通常通りに入力できます。次のページを引き続き見る場合は、あとからでも
リターンキーで再開できます。
 
クライアント: 'help set_clienttype' を参照して下さい。
 
このほか、ここには表示されていませんが、SET で設定できる次のものが
あります。Stats で表示されます。
 
realname    本名を設定します。
1-10        STATS の INFO に表示する情報を設定します。
            SET 0 では、情報を先頭から挿入します。
 
 関連コマンド: SET TOGGLE STATS USER

▲variables - プレーヤーの各種設定状況を一覧表示する。

'help vars' をご覧下さい。

 waitlist - 再開待ちの対局リストを見る。

使用法: waitlist

WINGでは、対局中に対局者の接続が切れたり、対局者がログアウトしたりする
と、中断した対局は自動的に待ちリストに登録され、その対局者が再び接続すると
自動的に対局を再開するようになっています。このコマンドでその待ちリストを見
ることができます。また、対局が中断してから経った時間も表示されるので、あと
どのぐらいで declare や dismiss が使えるかようになるか、確認することができ
ます。

関連ヘルプ: disconnect, declare, dismiss, load


 withdraw - 自分が申し出た対局要求(MATCH)や中断要求(ADJOURN)などを取り下げる。

使用法: withdraw [1-n, match, adjourn, all, player]
  あなたが他のユーザーに対して出した申し出を取り消すのに使います。パラメータ
ーの指定がなく、申し出が一つしか出ていなければ、その申し出を取り消します。
二つ以上の申し出が返事待ちになっている場合(たとえば二人以上に対局を申し込んで
いる時など)、どれを指すのか指定しなければなりません。指定する方法としては番号
によるもの、申し出のタイプ(対局申し込み'match'、中断申し込み'adjourn')による
方法、あるいはすべての申し出('all')ないし特定のユーザーに対するものを指定する
などがあります。

  注: ある種の申し出に関しては、サーバーが自動的に取り消すことがあります。
例えば、対局申し込みをuser2に対して出している時にuser1からの対局申し込みを
受ければ、user1との対局を始めると同時にuser2への申し込みは取り消されます。

関連コマンド: accept pending match draw adjourn abort takeback switch simul

★who - 現在ログインしている人の一覧を表示(旧形式)。類似語:AWHO, USER

使用法:   WHO  [オプション]

現在ログイン中のプレイヤー一覧を表示します。WinIGCなどのクライアントを使用
している場合、who window を開いてこのコマンドで出力した情報をその中に表示
すれば、好きな順番で並べ替えることができます。

このコマンドは、USER と似ていますが、USER よりも情報量が少ないです。その代
わり、占める画面領域も小さくて済みます。

◆オプションとして、次のものが使います。USER と同じです。
  また、オプションを指定しない時のデフォルトを SET WHO で設定しておく
  ことができます。よく使う設定を SET WHO でセットしておけばいいでしょう。

(1) 段級位の範囲指定(複数範囲の指定はできません)
    4d      4段のプレイヤーのみリストアップします
    3k-2d   3級から2段までのプレイヤーのみリストアップします
    10k 5k  10級から5級までのプレイヤーのみリストアップします
    10k-    10級以下のプレイヤーのみリストアップします
    1d+     初段以上のプレイヤーのみリストアップします
    5p-     5段以下のプロとすべてのアマチュアをリストアップします
    k       級位者のみリストアップします
    d       有段者のみリストアップします
    p       プロ棋士のみリストアップします

  なお、例外として、4d-3p のようなプロとアマを混ぜた指定をすると、
  すべてのプロは段位に関わらず対象になります。

(2) プレイヤーの状態限定
 以下の指定では、大文字と小文字の区別はありません。
 複数指定の場合、それらの論理積 (AND) の結果になります。

  R     段級位の確定したプレイヤーに限定
  U     正規プレイヤーに限定(ゲストを除く)
  F     手空きのプレイヤーに限定
  O     対局受け入れOKのプレイヤーに限定
  L     対局を切に望んでいるプレイヤーに限定
  G     ゲストプレイヤーに限定

(3) リストの並び方の指定
 次の2つのオプションが指定できます。(大文字と小文字の区別はありません)
 指定なしの場合、アルファベット順になります。
 但し、クライアントプログラムの USER ウィンドウにソート付きで表示した
 場合、この指定は無意味になります。

  S     9路盤順位戦の上位順に並べ替えます。
  T     19路盤順位戦の上位順に並べ替えます。

◆簡単な用例:
  who         サーバーに接続しているユーザーすべての一覧を、名前順に
              表示します。
  who o       対局可能なユーザーの一覧
  who 1k+ !R  1k 以上で対局を望んでいる正規プレイヤーの一覧
  who 15k-U   15k 以下のゲストプレイヤーの一覧

◆表示の説明
                                 1   2  3  4          5     6
                                  -   -  -  -          -     -
                                 Info      Name       Idle  Rank
                                  Q   3 -- tromp       1m    1d
                                  !  -- -- todd        0s    7k
                                     -- 10 geek       17s    4k
                                  QX -- -- daveg       3h    1d
 
簡単な例: 一番目のユーザー'tromp'さんは Quiet モードを設定しており('Q')、
ゲーム 3 を観戦中で、一分間何もしていない状態で、初段。
Todd'さんは対局相手を捜しており('!')、たった今何かコマンドを実行したところ
で、七級。'geek'さんはゲーム10を観戦中で、最後にコマンドをじっこうしてから
十七秒たっており、ランクは四級。'Daveg'さんは Quiet モードで、対局謝絶('X')、
三時間にわたって接続しただけで何もしておらず、ランクは初段です。

  1. 最初の列 "Info" は、ユーザーの現在の状態を表します。
          'g' : そのプレイヤーはレーティングゲームを対局中です。
          'u' : そのプレイヤーは非レーティングゲームを対局中です。
          '*' : そのプレイヤーは順位戦のゲームを対局中です。
          't' : そのプレイヤーは対局の検討中です。
          'p' : そのプレイヤーはペア碁を対局しています。
          'a' : そのプレイヤーは自動再生対局中の実在しないプレイヤーです。
          'B' : そのプレイヤーはいま席を離れているかもしれません。
          'X' : そのプレイヤーは対局を望んでいません。
          'T' : そのプレイヤーは tell で話しかけられたくありません。
          '!' : そのプレイヤーは碁を打ちたがっています。
          'S' : そのプレイヤーには shout は聞こえません。
          'Q' : そのプレイヤーにはログ情報・対局情報が届きません。
          '-' : 普通の状態です。. 
  2. 二番目の列は、観戦中の碁の番号(二つ以上観戦中の場合は、最初の碁)です。
  3. 三番目の列は、このユーザーが対局中の相手(もし対局中ならば)です。
  4. "Name" はユーザー名です。
  5. "Idle" は何秒間/何分間/何時間/何日間にわたってこのユーザーが何も入力
     しなかったかを示します。(ただ接続しているだけで何もしていないユーザーと
     いろいろ何かしているユーザーを見分けるのに役立ちます。)
  6. 段級位

関連コマンド: USER, STATS, VARS, TOGGLE, SET, RANK, GAMES, LADDER


Last updated: 1998.1.27